フェアレディZのL型・レストア・旧車・S30リアディスクに関するカスタム事例
2020年12月07日 23時53分
こんどー@S30Zです。よろしくおながいします。 20歳の頃に買ったZ。今年で35年目っす! 日産旧車以外の車には疎くて話題について行けないので基本的にフォロー&フォローバックはS30 L型 日産旧車のいずれかに乗っている方とさせてください( ´ ▽ ` )ノ
ブレーキオーバーホールPart4 リアキャリパー編です。
まずは真っ赤っかに錆びたキャリパーを、極小のステン ワイヤーカップで磨きます。
ホントはブラスト掛けるのが一番良いんですけど、ブラストのメディアを切らしてるのと、年内にブレーキ周りを全て終わらせて1月に塗装を!って段取りで考えてるので、あまり時間を掛けられない感じなんですよねぇ。とりあえずで仕上げて、もし気になるようだったら後から仕上げれば良いかなぁと。
このDREMELのワイヤーカップ。小回りきいて凄く良いんだけど調子に乗ってガシガシ研磨してると極細のステンワイヤーが部屋中に飛び散って手やら足の裏やら刺さりまくりで痛いのなんのってww
ガシガシ行かないで、やんわり削るのが宜しいかと。ワイヤーも長持ちするしねw
サイドブレーキのカムのベアリングも徹底洗浄します。
シールの溝とブーツ固定用の溝も気合でサビ取りしました。
ピストンとその周辺パーツも徹底洗浄で綺麗になりました。
サイドブレーキ付きのリアキャリパーは中々複雑な構造してますね〜。ピストンの内側にもカップがあったりとか不思議な構造です。
もともと付いてたピストン1個は虫食いがあったので、手持ちのS14シルビア用(共通部品です)の中古と交換しました。
ピストンは組み上がると、こんな感じ。後ろに写ってるネジネジのピンはサイドブレーキ駆動用のピン。サイドブレーキを引くとあのピンに押されてピストンが飛び出て戻すと引っ込む構造です。ワイヤー駆動と油圧が共存した不思議な構造です。
浮サビを落として手持ちの耐熱ブラック吹いたらこんな感じ。黒染めのボルトみたいな感じで良い感じ。
サイドブレーキ駆動カムのベアリングにグリスを良くなじませてからカムを挿入します。
シリンダー側からカム駆動ピンの穴を見るとこんな感じ。
Oリングを組んでからラバーグリスを塗ってピンを挿入。ラバーグリスを塗ったリテーナーを乗せてスナップリングで固定して、スプリングとスプリングリテーナーを乗せた状態。
で、スプリングを圧縮しないと組めないので以前作ったスプリングコンプレッサーを使います。中古ピストンの内部部品を加工して作りました。
スプリングを圧縮して隙間から、ロングノーズのスナップリングプライヤーを入れてスナップリングで固定します。
で組み上がってこんな感じ。
あとはキャリパーシールを組んでからラバーグリスを塗ってピストン組めばオッケー。
でも、こうやって先にピストン組んじゃうとブーツが付かないので、、、
ブーツをピストンに被せて先にブーツを固定してからピストンを組みます。
あとはラジオペンチで奥までねじ込んでいけばキャリパーの組み立ては完了!
キャリパースライドピンも、よ〜く洗ってグリスを塗ってブーツを付けておきます。
今回はグリスが完全に固形化しててスライドピンが固着してました。パーツクリーナーで溶かしてやっと抜きましたw
サイドブレーキのレバーもサビを落として耐熱シルバーでテキトーに塗っときました。
でレバー周りを組み上げて完成〜!つや消しの耐熱ブラックなんで地味だけどね。赤とかゴールドとかは、いかにも過ぎて却下w あり物の耐熱スプレーで吹いただけの手抜きだけど、まあまあな仕上がりかな。
次回はマスターバッグの錆落としと塗装編かな(^ ^)