147のハイカム・ふくの神に関するカスタム事例
2023年06月02日 19時25分
走り好きなら誰もが知るレースで使われてたこのエンジンを買う前、エンジンが動く動かないってのは別にして、
「使ってあったら良いな、いや、やってなかったらおかしいだろ」と、
憶測や推測でしかありませんでしたが、説明文に謳われていないパーツや加工を内心楽しみにしてました
アルファロメオのワークスやレースエンジン屋で考え抜かれたサージタンク、エキマニ、強化クラッチ等の外から確認出来る値段の付けられないパーツ類、それら3点セット以外の
「外から見えないモノ」
車の知識がゼロなので勘ですが、思い浮かべる項目としては、
ハイカム
ガチのポート研磨
ミッションギヤ比変更
機械式LSD
見えてるモノも含めてこの7項目。
圧縮抜けで先の無い今のエンジンの寿命は長く無い
自分の手の中に無い車には興味が無い
捨て値で売りに出されて車名も分からず手元に来たこの車を「安く」速くしたい。
それを面白がってやってくれそうな環境はある
周りを見れば増車や大金のかかるチューニングのオンパレードでまだまだ車遊びはエスカレートしそう。
貧乏人が大金をかけず、ロバのような現状の走りからダービー馬の様な唯一無二のサラブレッドへ、
現存する147TSの世界最速を目指すなら(大風呂敷)、
チャレンジしない選択肢は無いでしょ??🔥
見えない項目含めて、この非力なNAエンジンの馬力を倍ぐらい絞り出す、TSエンジンに関して頂点のチューニングがされているのなら、そこで使われているパーツだけでも今回の載せ替え総費用に対しておつりが来る
たとえエンジン本体がダメでも無駄にはならないはず、だと、
一応二十年前に現役を退いたこのエンジンがゴミだった時にこういう最低限の慰め保険も
やっぱ欲しいですよね?💧
貧乏なので追い金100万以上は想定されるフルコン制御で回すわけでも無く、軟弱純正ECUでそれらを回すわけですから、動いたとしても本来の性能は使い切れない、にしても、
「やってあったら俺の勝ちじゃね?😏
見えるパーツだけでも買ったら幾らすんのよこれ??
いや、絶対やってあるだろ🤤グヘヘw」
相変わらず根拠が曖昧な皮算用だけは大得意な僕ですが
案の定、
そうは問屋は卸さないんですよねこれが😑😑
んで、また呼ばれた後日
今回の一連の載せ替え作業、物理的な作業内容の時のほぼ8割「昼夜昼夜の飯代」要員として呼ばれ続けました🥹
この日はタイベルやプーリー、その他消耗品が届いて色々な準備が進められると、いろいろな確認と段取りをしていくようです
この作業はちょっと素人には無謀なので工具提供ぐらいのサポート
激安で買ったマキタのインパクトレンチもなかなか活躍してましたので買い集めた工具の元はもう取れたなと😙
あとは使えば使うだけ儲けや!笑
ちょっと脱線しましたが本題に戻り、
この写真の白丸で囲った位置に付いてたクランクプーリーが赤丸なんですが、、
ヤバないこれ?💧
金属加工やら全く知識が無いんでさっぱり分かりませんが素人目から見るとなんか凄い事がやってあるような、、?
ギザギザな歯を潰してその上にもう一回り大きい歯を被せてある
こんなもん純正の156には付いてませんし、まずどやって作った?何のために??
歯数を変えたいけど丁度良いプーリーが無いからニコイチにした?
ここの斜め下にクランク角センサーが移設されていたのでこの歯でクランクの回転を拾ってるパルスリングとして使っていたようですが、
純正だとエンジン挟んで反対側のミッション側に付いてる物が何故ここに??
あまりにも様子がおかしいので一旦外してT氏がいろいろ調べてましたが決定的な情報は得られず謎は深まるばかり。
更に写真の青丸
カムシャフトプーリー
これも様子がおかしい事がやってありました。
モーテックのフルコンで細かくセッティングされて回してたと思われるこのエンジン、今の段階で純正に戻す事も出来るわけもなく、「??」のまま確認、交換作業を進めるしか有りませんでしたが、この二つのプーリー
こうやって投稿の為に写真を見返してますが、
なるべく思い出したくもないブツです🥹
今回はヘッドを降ろしてもらうか少し考えましたがインマニ、エキマニ出入り口から見える「刃物か」と思える研磨状況からいろいろ鑑みて開封せず、タペットカバーだけ外して可変バルタイの切り替えバリエーターやハイカムの状態を見てもらうだけにする事に
まず、タペットカバーを開ける為プラグ
このエンジンはツインスパークなので一気筒二つのプラグで点火させてますが、
このエンジン、プラグが8つ刺さってるだけでコイルがささってるのはそのうちの4つだけ。
残りの四つは目くら蓋としてしか使ってないシングルスパークにして有りました💧
T氏がこれについてなんやら言ってた気がしますがもうかれこれ一ヶ月以上前の出来事なので忘れました😑
僕の目標は純正ECU仕様なのでチェックランプが点くでしょうし、下手すりゃセーフモードに入られると困るんでツインスパークに戻します
因みにプラグの番手は純正の二つ上の番手でした
この熱価の高いプラグも後で僕のガラスのメンタルをガタガタにしていきます。
ご開帳😙
錆もなく綺麗でまた俺の勝ち✨
売ってる説明ではハイカムについては何も触れられていませんでしたが、予想通り入ってました(ニヤリ)
それもそんじょそこらの雰囲気だけのヤツじゃ無くてとんでもねー奴がw
ハイカムの素材はクロモリらしいです
既製品なのか他の車種からの流用なのかは不明ですが「こういう車なら造るんじゃねーか」と
タペットカバー内側スレスレまで高くなった山、後日T氏がコイツのカムプロフィールを計算して弾き出した数字がかなりヤバかった
通常なら260度ぐらいからハイカムと呼ばれるのかな?
このカムシャフト、
インテーク側 およそ320度
エギゾースト側 およそ280度
少しゾッとしました
「アイドリング無理なんじゃ、、」
288の304?とかなんとかは今回キャブ車のハイカムの話で良く耳にしましたが、
インテーク側の方が高くなってるのは理由は忘れましたがまああるあるらしいです
ほぼ両方のバルブが閉じてない、ずっとオーバーラップしてる超高回転型
あと、これは同型乗りにはわかる人もいるかと思いますが、このエンジンは可変バルブタイミングで低回転時もそこそこトルクを出る仕組みらしいんですが、それの切り替えするバリエーターって機構がこのカムシャフトには「付いてはいるんです」けど、
それ、漢の溶接で動かないように殺してありました笑💧
これぐらいのハイカムだとバリエーターでバルタイ変わった時にバルブ突く可能性がどったらこったら、他の車種ではVTECでも切り替え出来ない様にしてるとかなんとか。
付いてたコネクターも短すぎて物理的に届かないちゃんとささらない
ずっと高回転のバルブタイミング( ̄▽ ̄;)
下のトルクなんか要らんわな💧
街乗り出来るレーシング車輌計画、赤色にも見えなくも無い黄信号が点滅し始めました💧💧
高い番手のプラグ
閉じる気がないバルブ
当然のフルコン制御
殺してあるバリエーター
「バラッバラッバラッバラッバラッ」
純正ECUで回れば間違いなくアイドリングは本物のバラつき
回らなければただの鉄屑。
「高く」なる回転数と反比例して、一段と純正ECUでアイドリングする可能性は「低く」なりましたがここまで来たらもう知らんわね😁笑
圧縮は問題無さそうです😊
最近身近な人達の間でバルブ突いたり溶けたりして圧縮抜けのネタが流行ってたんで内心ビクビクでしたが、とりあえず問題は無さそうです💧
レースメインで正味数千キロ走ってりゃ良いとこの可能性は高かったですが、このエンジンの最後はどうだったのかは不明でした
とりあえず「壊れたエンジン」を買ったわけでは無さそうなんで一つ大きな賭けに勝ちました良かった( ̄▽ ̄;)💧
そうこうしているとぱっちり二重の将来イケメン間違いなしな福の神が登場😙
車完成したら真っ先に横乗せてあげよう、笑
二つのプーリーが誘なう底無し沼への一歩を踏み出した事に、
一か八かで大金をかける自分も、加工して取り付けるT氏も、まだこの時は気づいていませんでした、、
よーこんな危ない橋渡ったわ貧乏なのに💧
次回「え、もうすぐ夏だけど?( ;∀;)」
お楽しみに👋
車の知識ゼロの上に一ヶ月以上前の記憶を掘り起こして書いておりますので所々間違った内容はあるでしょうが終わった事なのでスルーしてください😙笑