フィットのDIY・触媒交換・O2センサー追加・アルミカバー加工・断熱処理に関するカスタム事例
2023年04月15日 10時15分
はじめまして。トシと申します。車歴は、以下の通りです。 三菱 ランサー1800GSR -> ランエボV -> 日産 キューブ -> ホンダ フィットハイブリッドRS(GP4) 【CVT -> 6MT/セミAT】 趣味は、DIYを含むカスタムやモータースポーツ、ドライブです。気軽なコメント&フォロー、大歓迎です。と言いつつ、自身も無言フォローで失礼させて頂くと思いますが、宜しくお願いします。
CTの皆さん、こんにちは。
こちらはFITの狭小エンジンルーム内メンテナンスの定番、ほぼルーチーン・ワークといっても過言ではない前処理段階を撮影した画像です。
省スペースのためにエンジンが半身くらいボンネットカウル下に潜った配置のため、プラグやイグニッションコイル等へのアクセス時にも邪魔になって仕舞います。そして、今回作業する触媒脱着に対しても同様です。
まずはワイパーを取り外すとカウルトップが簡単に外せるので、その後邪魔になるワイパーモーターも取り去ります。写真を撮り忘れましたが、作業上で一番邪魔になる黒色の鉄板を取り払うと一気に視界が開けます。
ここで漸く今回目的とする触媒が断熱用のアルミカバーと共に姿を現します。
触媒脱着の前にアルミカバーを先に取り外す必要がありますが、そのためにも触媒からO2センサーを抜き取らないといけません。ホンダ純正センサーには放射熱からセンサーを守るため、ジョウロ型のカバーが付いています。
スリッドでセンサー配線をかわしつつ、カバーにも干渉しない薄型O2センサーソケットレンチを使いカバー付きセンサーを抜き取ります。
ここまで来ると楽勝で、通常のボルト4つで固定されたアルミカバーも簡単に外せます。ただ、永年利用の結果どうしてもボルトにはサビが出てしまって居ます。なのでホームセンターに行って、M6 x 20のステンレス製ボルトを新規調達しました。
こちらは最終的な本設置前にセンサーの正常動作を確認している段階の画像です。追加センサー用のボス追加や断熱用のセラミックコーティングを施した触媒を組み合わせた状態です。
この段階で触媒に熱を入れることで、断熱用のコーティングも加熱処理されしっかりと定着する形になります。ただ、その熱入れの段階でモクモクと白煙が出て特徴的な臭いもするため、「エンジン火災」か「旧車が頑張って走っている」のかって位の様子になってしまいます。
現車から取り外した状態のアルミカバーは結構汚れてしまって居ますが、機能的にはまだまだ使えるので一手間を加えて再利用することにしました。
モチロン今回追加するセンサー取り付けに適合する形状では無いため、【通常ドリルで穴あけ → ステッピングドリルで径拡大 → 金切りバサミで整形 → ヤスリでバリ取り】の追加加工を行いました。
更に、仕上げとして触媒の断熱加工にも利用した耐熱1000℃の塗装をしました。一つ前のオリジナルの状態と見比べて頂けると一目瞭然で、新品であるかの如く生まれ変わりました。
脱着時に必要となるガスケット類は新品を調達して設置しましたが、このアルミカバーをどうするかを事前には決めていませんでした。結果的にはキレイに再利用できたので、小ネタではありますが意外と大満足です!
仮設置状態だったセンサー2つを再度取り外して、塗装後のリメーク・アルミカバーを合わせた状態がこちらです。
最終的に、改めてO2センサー2個を触媒に取り付けてエンジンルーム内の作業は一通り完成しました。アルミカバー無しで終わらせるパターンも頭の中には有ったのですが、結果的にはキレイにシルバーに輝くアルミカバー付きの姿に落ち着きGreatです。(^o^)
もちろん、この後はボンネットカウル戻しのルーチン・ワークをして作業完了となりました。ちなみに結構な汚れが目立っていたので、作業に合わせて清掃しておきましたが、残念ながら写真撮影をうっかり忘れて居ました。