シエンタのカーオーディオDIY・カーオーディオ・FIRフィルターの調整・結構大変に関するカスタム事例
2024年01月27日 16時43分
今のところノーマルです。 オーディオは純正から、とりあえず普通のシステムに変更中 ちゃんとしたシステム?は水面下で開発中ですがだいぶ先かも😅 暇を見つけて少しづつ車をいじって行く予定です。
今日は近くのパン屋に買い出し〜
駐車場小さすぎてはみ出る🤣
お店も小さい
でもパンは美味しい😋
さて、気になるオーディオですが…
ここしばらく調整で苦戦していました😅
HELIXのPP-50DSPは調整能力が低いのでほぼ鳴らし方だけで音を作ってましたが、miniDSPは調整能力があるのでちゃんとした調整ができるようになりました。
ディスプレイオーディオの位相制御を補正するためにFIRフィルターを使う必要がありますが、FIRフィルターは若干調整方法が変わっています。
まずユニット毎の特性を全て測定します。
この時にゲインを調整しておきターゲットとするゲインを決めておきます。
ユニット毎の特性が測定できたらターゲットゲインでフラット化していきます。
REWでは自動でフラットになるパラメトリックイコライザーの設定を作ってくれる機能があるのでそれを利用して設定を作りDSPに入れていきます。
その際に周波数の捻れがある場合は必要に応じてオールパスフィルタも設定します。
シミュレーション結果は画面に出るのでわかりやすいです😊
ミッドバスの100Hzあたりのピークはあえて残してますがそれ以外をフラットにしました。
全ユニットの設定をDSPに入れたら再度測定します。
測定したデータをrePhaseというソフトに読み込ませて位相を調整します。
rePhaseはFIRフィルターの設計ができるツールです。
カー用のDSPで自由にFIRフィルターを設計できるものは少ないですがminiDSPシリーズはrePhaseで設計したファイルを読み込む事ができます。
ツイーターとのクロスをDSPだけで行う場合は、ここでFIRのクロスオーバーも一緒に構築しますが、私はあえてパッシブを使っているのでここは位相補正のみです。
計算能力を全てミッドバスに使いたいのとツイーターに使っているパッシブの良さを活かしたいので今回FIRフィルターを使うのはミッドバスのみに絞りました。
FIRフィルターを適用したら、まず最初にタイムアライメントを取り直します。
FIRフィルターを使うと時間軸の遅延が発生するので遅延分を含めてタイムアライメントを取り直す必要があります。
FIRフィルターを使う場合は距離での測定は当てになりませんのでマイクで測る必要があります。
タイムアライメントを取ったらユニット毎のデータを取り直してVituixCADに読み込ませます。
読み込ませたらクロスオーバーを設計します。
今回はオプティマイザーで自動設計✨
設計したフィルターをDSPに入力します。
最後に全ユニットの特性を左右で測定します。
右側はこんな感じに、DSPの能力が低いので200Hz以下は制御不能
なかなか苦戦してやっとこんな感じ😅
左は更に微妙ですが😅
測定する回数も多く補正データの作成に時間もかかるのでなかなか大変でした😱
測定精度も影響しますし、機器の性能もあるのでなかなかうまくいかないものです💦
あとはTAとクロスオーバーとゲインを聴感で微調整して仕上げていきます。
以上、こんな感じで調整していますの報告でした。🙇
参考になれば👍