スカイラインのなすなすさんが投稿したカスタム事例
2019年03月16日 21時37分
DIY修理趣味人。 33スカイラインと180SXオーナー。 もと34スカイラインオーナー。 手芸家でシフトノブ職人。 YouTubeもよろしくね。 Twitter:pinkplanet8
里帰りしています。RB25用の特製サージタンクを持ち帰っています。
スロットルワイヤーの固定部分をイモネジとオートウェルド…エポキシ金属接着剤でガチガチにくっつけてたのですけどね。
やっぱそこ、もし万が一走行中に外れたらアクセル踏めなくなる部分ではあるので…。
そこでやはり、不必要に圧倒的な高強度のロウ付けでいきたい。
しかしサージタンク本体にロウ付けってことは、くっつけたい部分をえげつなく加熱しないといけないです。
アルミは熱が広範囲に広がっちゃいやすい金属なので、いろいろ問題あるんです。
広範囲がめちゃ熱くなるってことは、広範囲の塗装部分やエポキシ樹脂部分がダメになります。仕上げた部分がやり直しになる覚悟が必要です。
一応、耐熱ジェルなるものも用意しておきました。
これは透明のジェルで、これを塗った部分がウルトラ放熱してくれて保護される…という代物。
どれくらいの効果があるんでしょう。
とりあえず、ロウ付けは小さいものを先にやります。ロウで濡らしておくのが大切。
そんで次に大物の側。
さっき書いた通り熱が逃げるため、このように体積が大きい→熱容量が大きいものは温まりません。
お湯が多いほど湯沸かしが遅いのと同じ理屈ですね。
更に厄介なことに表面積が多い→熱がアルミの外へ逃げていく量も多いため…温度を上げるのはかなり難しいです。
解決策はゴリ押し以外ないと思います。
とりあえず削って、生のアルミ地を出していきます。
つきました。綺麗さとか二の次です。
こんな大物、綺麗につける余裕とかありません。
外観はどうせ削ってパテ修正するので強度最優先ですね。
ロウがちゃんとくっついてます。
温度が足りないと「ただ溶けたものが冷えて乗っかってるだけ」になるので、強度はほとんどありません。
なんやかんや、加熱のコストが地味に高いです…。
サンダーで削って多少綺麗にしてます。ロウと母材の継ぎ目がありません。
ハンマーでどれだけ殴っても取れない強度が出ています。
小綺麗にしたら、あとはフランジの平面を出して取り付けかな。
そういえば耐熱ジェル、結構良い仕事してくれました。
耐熱ジェルを使いすぎると放熱しすぎて加熱が遅くなるため、使いどころを選ぶ必要がありそうです。