その他のシェビーバン・電動ファン化・ファンコントローラー取り付け・アメ車のある生活に関するカスタム事例
2024年01月03日 20時34分
シャーシ以外相当ダメダメな個体でしたが現状購入、板金以外の外装・内装・機関系ほぼ全てを夫婦でリペア、カスタムしました。 仕事は元々メカニック、現在はアウトドア、デザイナー、アートディレクター、クリエイター、プロダクツアドバイザーなどとメカニックから広がる様々な事をしています。 VanLifeStyleビルダー第一人者としても活動。 現在BSジャパネクストで毎週金曜22時〜23時放送中の「THE CRAFTSMEN」に夫婦でレギュラー出演中です。
写真は純正でエンジン回転と共に回り、その回転数をエンジンルームの温度によって制御してるのが真ん中のファンクラッチ。
でも結局は冷えてる時も回っていて暑くなるにつれて回転が上がってくると言うもの。
考えてみると冷えてる時に回ればオーバークールやなかなか水温が上がらないと言う事にもなるし、風を作るという力は相当な抵抗だからレスポンスにもかなり影響してると言う事。
ボクのGMCはラジエーターを大きい物に交換してるから冬は少しオーバークール気味。
と言う事で以前から考えてた作業を正月休みに決行しました。
今回取り付けるのはFlex-A-Liteってメーカーの電動ファン。仲良しのアメ車屋マウントジーの情報だといちばん静かで最上級の風量があるということでコレにしました。
せっかくツインファンなのでコントローラーはDavies Craigの温度設定もデジタルな物をチョイスしました。
まずはファンコントローラーの設置。
なるべく雨水の影響が無いところでバッテリーの近くという条件だと左フロントフェンダー内側しかなかったので、ウチに余ってたアルミ版で製作。アルミ板だと振動でブルブルするのも嫌なので上部は直角に曲げて強度を持たせてみました。
取り付けはバッテリーベースのボルトに共止めとベース横に一本タッピング。
次にファン本体の配線。
2個のファンの配線をアース1本プラス2本にして纏めて取り出す為、フレームに穴を開けて配線を通し半田と収縮チューブで結線後、配線保護のチューブで養生しつつ外に出す為穴を開けてここまでは終了。
次はファンをラジエーターのところに固定する為にステーを製作しました。
まずは上側。
いろいろ考えてラジエーター固定用の純正金具を使いそこにL字バーと細い角パイプを抱き合わせる感じで溶接して製作。
現物合わせ的に仮付けして外して本溶接の工程を繰り返した為途中写真もなく写真のようなものを製作。
角パイプを合わせたお陰で強度も出てしっかり出来ました。
下側製作。
アッパーで位置は決まってるからこっちはラジエーターに押し付ける感じで固定するのみなので、ファンに付属の厚物L型ステー2個とL型ロングバーを使用。
それを純正ファンシュラウド固定用の穴を利用して製作しました。
文字で書くのは簡単ですが、実際は何度も仮付けして外して、穴開けて仮付けして外してを繰り返しての作業なので下側も大変でした。
電動ファンにしたら、外気導入用ダクトが助手席側だと都合悪くなったので、運転席側に再設置して作業終了。
あとはサーモスタットとファンの設定温度の絡みをいろいろ考えながら再設定したりエアコン用のスイッチ配線したりですが、それはまた後日。
このファン相当静かで大満足でした!
ちょっと走ってみたんですが確実にエンジン軽く回るようになってます。
温まるまではファンが回らないから設定温度までの水温上昇も早いしオーバークールにもならない。
もっと早く替えれば良かった…