スカイライン GT-Rのエンジン製作・エンジンオーバーホール・新車化・LMlimited・インマニ加工に関するカスタム事例
2021年03月11日 20時26分
エンジン製作その④です。
カムを装着する工程に入ります
カムを装着するにあたり、RB26には切っても切れない作業「シム調整」が待っています。
シム調整とは、バルブが全閉の時のバルブリフターとカムの間のクリアランス、すなわちバルブクリアランスを指定された数値に合わせるための調整のことを指すそうです。
クリアランスの測定には写真右下に写っているシクネスゲージ?と呼ばれる道具を使います。
この画像は、バルブクリアランスを合わせるためのインナーシムを選んでるところです。
持ってる在庫を厚さ違いで分けておき、実際ヘッドに組んでクリアランスを測り、目標となるクリアランスに合うシムを注文して最終チェックして完成です。
カムはHKSのSTEP1カムです。
比較的大人しめのプロフィールですが、同社のGTⅢSSタービンとの相性は最高との事で、ここは完全に主治医セレクトです。
注文していたインナーシムが届きました!
インナーシムを装着して
カムを組みました!
工程が分かりやすいよう構成していますが、実際はインナーシム到着までに他のできる作業は進めているそうです。
続いてインテーク側を組んでいきます。
各種配管類、もちろん全部新品
オイルプレッシャーセンサー新品
これらの部品を組んでから
インテーク周りの組立に入ります
今回使用するR35純正インジェクターに合わせた加工を紹介します。
インテークマニホールドのインジェクター取付部分が加工箇所です。
無加工の場合、純正インジェクターと形状が全く違うR35純正インジェクターの装着位置は写真の通りとなり、ポートまでの距離が遠くてせっかくの霧化性能が活かせないそうです。
それをポート直前まで届くようにします。
この位置がR35純正インジェクターの霧化性能を発揮できる最高の位置だそうです。
せっかくのR35純正インジェクターですから、迷わずこちらの加工をオーダーしました。
加工は岡山にあるジュラテックさんにお願いしました。
このような機械で加工するそうです。
続いてボルト類を準備して🔩
インマニ側を組んでいきます。
エアレギュレーター新品
この手の部品は、再利用可能でも全部新品にします。
手に入るうちに、、、が鉄則だと考えます。
メタルガスケットを装着して
インマニが装着されました!
その他の細かい配管、ホース類も組んでいきます。
複数装着されているセンサー類も全て新品です。
爆上げされて泣く前に!
インマニが組み上がりました。
続いてはスロットルの装着に入ります。
エンジン製作その⑤に続きます。