アルトワークスのレビュー・マイカーインプレッション・フルノーマルに関するカスタム事例
2020年04月26日 17時54分
納車からもう少しで3ヶ月が経ちますので、アルトのレビューをしてみたいと思います。
外出自粛で暇なので。
※一個人の感覚や意見なので寛容にとって頂ければと思います。
まずは、外観から見ていきます。眼力の強い印象で私はお世辞にもカッコイイデザインとは思っておりません。もう少しシャープな顔だったらな〜と。
でもこの個性的なデザインから乗換える前、街中を運転していると「アルトだ」や「軽だけど速いの来た!」と言う印象は持っていました。
そもそも乗り換えた理由が大まかに、家族が増えた事、勤務先も変わり車通勤になった事。
「維持費が安く、車体も一括で買える、4ドア、マニュアル、ターボ」で探していくとアルトに着地したわけで、今回そこまでデザインは重視していませんでした。あとは毎日通勤で乗るので、シトロエンみたいに定期的に機嫌が悪くなると困るのです。今までは趣味で週末のみ乗っていたのでそれも愛嬌でしたが、通勤で使うとなると話は別で、それがストレスになりそうだったので、国産にしました。
話を戻しましょう(笑)
ヘッドライトは純正HIDで、可もなく不可もなく。前車がハロゲンだったので特に気になりませんが、フォグランプは雨の夜用でイエローに変えました。
ミラーウィンカーは個人的にポイント高いです。
あと、グリルのworksエンブレムがある方のダクトは、覗くと1/3程度だけ開いております。
なぜ1/3なんだ?
リアビューは結構気に入っています。軽はハイトワゴンが流行りの中で、低めのルーフアーチ。リアゲートも垂直では無い所がホットハッチを彷彿とさせます。
ただ見ての通り、凄く車高が高いです(汗)
タイヤとフェンダーの間に拳が縦に入るのはスポーツをうたってるのにいかがなものでしょう?
ワークスなんだからノーマルアルトより30mmは純正で落として欲しかったです。
リアコンビランプは外側からブレーキ、ウィンカー、バックとシンプルな配列とデザイン。ここだけ見てしまうと軽トラに見えますが、アルト独特なリアバンパーに収まることでまとまった感じが出ます。
リアコンビランプの下はダミーダクト、開いていて機能してれば良かったですが残念ながら完全なダミー。ここは洗車の際に水が残るので本当面倒の何物でもない場所です。
ハンドルは本革。
感触はサラサラした感じてもう少しグリップしてくれると自分好みなので、もう少し使って馴染んでくればしっくり来るでしょう。ハンドル径もワンサイズ小さければ取り回しやすい感じです。
ミッションは5MT。
ギアを入れた感覚はショートでカコッと入り剛性感もあります。縦ストロークもそうなんですが横も狭いので、何も考えないで走っていると、ふと3に入ってるのか5に入ってるのか分からなくなります。
ただ、このミッションはすごく楽しい!
そのショートストロークもそうなのですが、ギア比も5速までクロスなので、エンジンのピークパワーを外さずにシフトチェンジが決まるのでMTを操ってる感がドライブを楽しくさせます。この辺は下手なAセグの車よりシフトフィールが良く、ワークスの本気度が伺えます。
シートに関しては、純正でRECARO。
ホールド感は街乗り〜ワインディングに関しては必要にして十分。長距離を運転してもそんな疲れません。
ただ、サポートも張り出ているので大柄な人は少し窮屈に感じるかも知れません。
色々な方がレビューしている、シートポジション。
確かに皆さんが仰るようにアイポイントが高くは感じますが、今は変えようとまでは気になりません。
下げれば重心も下がりスポーティー感も増しますが、私は通勤で使っていて、少し狭い道や住宅街も通るので、見切りが悪くなるのは避けたいので今は様子見です。
ポジションが高い分シート下が広いので私は助手席の下には工具箱を入れています。
軽にRECAROが入ってるので、後部座席から見ると絶壁で前方視界は悪いです。
シート間も狭いため後部座席に手を伸ばして荷物を取る事すら出来ません(汗)
が、カッコイイから許せます。
ペダルは、吊る下げ式の3ペダル。
アクセルは、フライ・バイ・ワイヤ。
結構シビアに反応しますし、アクセル開度に対し、多めにスロットルが開く印象。それにより、加速感が結構あります。
ブレーキはブースターが少し弱め。
しっかり踏めば効くのですが、初期がプアなので少し安心感に欠ける印象を持ってしまいます。
クラッチは、油圧ではなくワイヤー。
軽自動車にしてはしっかり出来ていると思います(軽のMTは軽トラしか経験がないですが、汗)
踏力はそんなに要らないにしろ、剛性感も出ていて、クラッチのミートポイントも分かりやすく扱いやすいです。
フットレストは有りません。
ここが凄く残念でした。軽のフロアに3ペダルなので、フットレストを設けるスペースが無かったのでしょうが、今まで有る車にしか乗ったことのなかった私には、クラッチ操作した後の左足の置き場に困惑してしまいました。ペダル手前にベタ置きするか、ペダルの奥に足を置くか、いずれにしろ違和感。社外でスリムなフットレストバーを取り付けました。
ルームミラーが天井と同じグレーなので、外から見ると凄くチープに感じてしまいます。
私は気になってしまったので、ミラーカバーを付けました。
後部座席はDS3よりも広いです。
私のシートポジションに合わせてもチャイルドシートとまだクリアランスがあります。(DS3の時は当たってしまって助手席後ろにチャイルドシートを付けていました)
荷室は狭いです。
ウチの子牛が一頭寝るといっぱいいっぱいです。
あと、雨の後トランク下(パンク修理キットが入れてある発泡スチロールの下)が濡れていました。
何処から浸水したんだろうと探すと、黄色マルの配線保護チューブがボディから外れていました(汗)
たぶん納車時の洗車か何かで拭いてるうちに当たって外れたんでしょう。グイッとはめ込み、それ以来特に浸水は大丈夫です。
気にしてみてください。
つづいて、
〜ロードインプレッション〜
クラッチを繋いだ直後くらいからブーストが掛かるのでクロスミッションと相まって中々鋭い加速をみせます。
街乗りなら十二分な動力性能ですね。
雨の日なんかは、ラフにクラッチ操作を行うとホイルスピンします。
ただ、フライホイールも軽いので坂道発進は苦手。急坂はハンドブレーキを使った方が安心。
上りのワインディングはさすがに少しパワー不足を感じますが、軽自動車でこれだけ登れば満点。現行の軽自動車の中ではダントツの動力性能ゆえ、どうしても上のリッタークラスと比較してしまいます。
その加速を生み出すエンジンは
ワークスチューンが施されたR06A型
最高出力:64ps(47kW)/6000rpm
最大トルク:10.2kgm(100Nm)/3000rpm
エンジン自体はスズキの軽の主力エンジン。
純正でタワーバーが入っています。
足まわりはKYBのワークス専用チューンのショック。
ホイールはENKEI(5J-15 off+45 pcd100/4H)にタイヤがPOTENZA RE-050(165/55R15 75V)
感想は、サスストロークもたっぷりなので大きな段差や わだちを越えた時の乗り心地と走りに不満はありませんが、逆に小さい段差や道の悪いゴツゴツ路面は結構突き上げます。なので低速で走る街乗りなんかは乗り心地はお世辞にも良いとは言えないです。
ワインディングのコーナーは、進入時はボディ剛性も良くスイフトスポーツよりも長いホイールベースも相まって安定してます。クリップから立ち上がりは、やはり車高の高さからロールし、デフ無しなので荷重の抜けたイン側がホイルスピンしてトラクション不足を招いてしまいます。小刻みな段差が苦手と書きましたがワインディングでもゼブラが続くコーナーなんかは跳ねる足と軽い車重で少し外に膨らむ印象。落としてキャンバー付けてあげれば改善すると思います。
もちろん軽く流す程度なら問題はありませんし、むしろ気持ちよく走れる足です。
とまぁ、いろいろ書きましたが、総じて気に入ってはいますので、
愛着をもってこれから接して行きたいと思います😆。