アルトバンのSIRAKOBATO超理論・ベルヌーイの定理・コアンダ効果・作用反作用に関するカスタム事例
2022年09月23日 05時14分
飛行機が飛ぶ仕組みは
「ベルヌーイの定理」ではない
空気がスピードを増すことによって
気圧が下がり
その下がった気圧に引っ張られ
翼に浮力が生まれる
あ、、これ間違ってます
そもそも、スピードの上がった空気に
負圧は起きない
それでは実験してみよう
エアコンの風を強にし
吹き出し口に下敷きなど
平で、ちょっと曲がりにくい板を
2枚、風の方向と平行に
吹き出し口の前に置いてみよう
あれ、?
横に動かないですね
ベルヌーイの定理で
流速の上がった空気に負圧が生まれるなら
吹き出し口左右に置いた板は
間に流れる空気が負圧になるので
その負圧に引き寄せられ
付き合うような動きが生まれるはずです
ですがそのような動きは起きない
では吹き出し口と反対側
その部分を曲げてみれば
※下敷きの場合は
テープで端と外側をつないで
曲げを作って下さい
すると左右の板が
くっつくような動きが生まれます
それは
板の出口の所で空気が曲げられ
空気のスピードがアップする
※スイングバイ
そのスピードがアップした
空気に引っ張られ
板の間に負圧が生まれる
それによって板同士が
引き寄せられるのですが
実はもっと強い力が
それはいつも説明している
「コアンダ効果」です
それでは
曲げた板を
1枚だけにして
片面だけに空気を流す
そうすると曲げた板は
空気が流れている方向に動きます
これは空気の流れが
空気の粘性によって
壁に沿って流れる
そうすると板が曲がったところで
空気は方向を変えますので
そこに力が生まれる
力が生まれたところには
作用反作用が働きますので
上の図で、右に曲げられた空気の
右側への力は
板には反作用の力で左側に力が生まれる
そのような力、コアンダ効果によって
板は空気の流れている方向に
動くのです
つまり何が言いたいかと言うと
車の床下をフラットにしただけでは
ダウンフォースは起きない
床下をフラットにするのは
空気の流れをきれいにするためのもので
ダウンフォースを起こすには
端の部分を曲げることが必要なのです
特に大事なのは
空気の出口、車でのリアの下の部分ですね
その部分に綺麗な曲線の曲げ作る
床下をフラットにするなら
リアの出口部分の作りが大切なのです
でも出口部分をいきなり曲げてしまうと
その部分に大きなダウンホースが起きてしまいます
空力のバランスが崩れてしまうのです
ではどうすれば
ちょっと疲れたので次回に😉