SクラスセダンのBOSCHスパークプラグ・W9DC・W9DC0・NGKスパークプラグ・BP5ESに関するカスタム事例
2023年12月02日 17時03分
プラグのお話し。
先日、シュテルン品川のベテランメカニックの方から、「ドイツ本国仕様は道路事情に合わせた7番(W7DC)だが日本では9番(W9DC)で焼け型にする方が調子がいい」と教わりました。
そこで早速BOSCHのWR9DC(抵抗無しのは製造終了)を入手したのですが、ターミナルが外れないタイプでこれでは使えない!
販売元からBOSCHに問い合わせをかけてもらったところ、生産国の変更に伴い11月入荷分よりターミナルが「分離式」から「一体型」に変更が行われている、とのことでした。
仕方がないのでNGKの相当品を買い直しました。
NGKはBOSCHと逆で数字が小さくなるほど焼け型になるのですが、どうやら4番ではなく5番がBOSCHの9番に相当するようです。
もうひとつ教わったのは、「プラグのギャップは必ず0.8mm(0.032in)に揃えるように、結構ばらつきがあるから」ということでした。
10本買ってみて、工場出荷の状態でもギャップを測るとやはり結構ばらつきがありました。
さらに電極がセンターからずれているのも1本ありました…。
さて、今回使用したのはNGKのプラグですけど、教わったBOSCHでの0.8mmにギャップを揃えて交換したところ(結構大変)、アイドリング時の振動が収まり、排気音もばらつきが無くなりました。
海外のフォーラムを見ると、抵抗無しのプラグにこだわっている人がいますが、どう違うのか、またそのうち試してみようと思います。
ちなみに、今回使用したプラグはNGKのBPR5ESでして、抵抗無しはBP5ESということになります。