天風水さんが投稿したカスタム事例
2019年03月31日 20時19分
平均回転数6000rpm。 鉄男Day。
フェラーリ 512。
1965年フォーミュラ1第8ラウンド、イタリアGP参戦モデル。
ドライブはジョン・サーティース。
舞台はモンツァサーキット。
ティフォジの熱狂的声援を受けるフェラーリのエース、サーティースはロータスを駆る天才ジム・クラークに次いで予選2位。
地元優勝へ期待高まる中、決勝スタート。
稀に見る高速サーキット、モンツァでのレースは目まぐるしくラップリーダーが入れ替わる目の離せない展開となる。
クラーク、サーティースの他BRMを操る名手グラハム・ヒルと、同じくBRMの新鋭ジャッキー・スチュワートによるスリップストリーム合戦でほぼ毎周回リーダーがその地位を守れない。
手に汗握る展開の中、フェラーリのエースレーサーとティフォジにとっての終焉は唐突に訪れた。
ラップ34、サーティースは静かにピットに車を停めた。
ラテンイタリア全土が凍りついた瞬間を見逃さす、空気を読まない、そして空気の読めないスチュワートは初優勝へと邁進した。