ゴルフトゥーランの春・桜コラボ・広島・トゥーラン・ingo noak tuningに関するカスタム事例
2024年06月13日 23時55分
ここは呉市安浦、野呂山の裏側、野呂川沿いのなんてことない桜並木です。
西日本豪雨災害発生から7月で6年が経とうとしています。
発生後の翌週末から毎週末坂町小屋浦で災害支援の活動を開始しました。メディアでも多く報道され、小屋浦という言葉に聞き覚えのある方もいらっしゃるかもしれません。小屋浦ではおもに民家の庭や床下の土砂かきを中心に活動しました。半年の活動でほぼ目処がつきました。
しかし、ここ安浦では山津波と表現していいくらいの災害で農地が壊滅状態でした。災害発生後半年経過して小屋浦での活動に目処がついた反面、全然目処が立たないと情報を得て、安浦入りしました。そこは大型重機が復旧作業にあたっており砂埃だらけの被災地でした。ボランティアとしてできることは、被害のなかった田んぼで春から田植えできるよう水路を確保することでしたが、山間部の水路はかなり上流の野呂川から取水していましたので、たかが水路ですが、開通に半年近くかかりました。
小屋浦のように被災した住宅地での、いち家庭での管理地って狭いですが、いち農家が管理する農地は広大、農家家族が活動しても追いつきません。重機が大きな岩は取り除いて、もともとの田んぼの形は見えてきましたが、砂だらけの田んぼ、石ころは手作業で取り除く、途方もない作業もありました。
今では災害支援から農業支援へとシフトし、害獣避けの電気柵設置などの作業もしています。昨年冬で圃場整備も完了し、今年の春ようやく災害前の広さの田んぼで田植えにこぎつけることができました。
日常を取り戻すことを優先したため、桜並木の下草刈りは優先順位が低く、絡まる蔦やクズの勢いに負け樹勢が弱くなっていました。この春で下草刈り2年目、綺麗に咲いてくれました。
なんてことない桜並木ですが、活動を続け地域の復旧に携わってきた身として、特別な桜でありここでも初めてのカメとなりました。