ボクスターのXPさんが投稿したカスタム事例
2023年11月25日 22時06分
今回はメカニカルキーでの施錠ができない不具合の修理です。
回した感じだとどちらに回しても手応えがありませんでした。
画像の丸印にある鍵を差し込む部分とその先にあるフレキシブルロッドがドアロックアクチュエーターのソレノイドに刺さっていないと予想しました。
バッテリー外して
サイドミラースイッチカバーを外します。
下側を横から手前に引けば外れます。
上側は全体を上に持ち上げれば外れます。
前回外した人は折ったみたいですね。
1箇所目
2箇所目
ここは下側を押せば外れます
めちゃくちゃ硬かったので塗装剥げましたが、インナーハンドルで見えない場所なので気にしません。
L字レンチを当てながらプラハンで叩いたらあっさり外れました。
残りは取り忘れたので画像を拝借。ペリカンパーツのDIYログより
黄色、緑は上の画像通り。
赤はハンドルを引っ張り外します。2本トルクスボルトがあります。
オレンジはプラスチックの化粧板がフックで付いてるので引っ張れば取れます。1本トルクスボルトがあります。
合計6本です。
全てT30です。
あとはクリップでとまっているので気合で外します。
バキバキ折れるような音がしますが、防水も兼ねてるクリップなのでがっちりとまっているので仕方がないです。勢い余ってコード類を切らないように気を付けてください。
あとクリップの命は儚いので遠慮なく剥がしてください。
インナーハンドルのワイヤーは軽く引っ張って縁が切れてるところからワイヤーを通して先のプラスチックを外します。
大きい方のプラスチックはU字型の内装剥がしなどでフックを広げてスライドさせれば外れます。
ウィンドウモーターに繋がるコネクタは、爪を押してオレンジを引き上げれば外れます。
写真を取り忘れましたが、もう1つ自由になってるカプラーがありますので、それも外します。
これで内張りは完全に外せます。
次にウィンドウモーターとエアバッグを外します。
まずウィンドウモーターについてるカプラー2つは赤色を持ち上げてから黒い爪を押し込んで外せます。
コードをまとめているクリップは爪で固定されてるだけなので開放してコードをフリーにします。
その後、赤丸の3本のトルクスを外せばモーターは外れます。
次はエアバッグを外します。
カプラーを抜いてください。(次画像参照)
黒いクリップでとまっているのでコードをフリーにします。
赤丸の10mm六角ボルト3本でとまっているので外すとエアバッグが外れます。
オレンジを引っ張れば抜けます。
あとは赤丸の8本のトルクスボルトを外せばパネルが外れます。
狭くて写真も撮りづらかったのですが、奥側にフレキシブルロッドがあります。
アウターハンドルとドアロックをつなぐ白と黒の部品と重なってしまい見えません。これを外します、ボルトのようなものがプラスチックにハマっているだけなのでプラ側を押し込めば外れます。
金属製のハンドルインナーカバーは10mmのボルトで止まっているので外しますが、アウターハンドルを外さなければ外せません。
アウターハンドルを外して外から見た様子です。
赤丸にフレキシブルロッドを差し込みます。
めちゃくちゃ難しく、片手のみしか入らずインナーカバーも動かせる隙間がありませんでした。
青丸が先程のアウターハンドルとロック装置の接続部分です。
あとは逆の順で戻して終わりです。
完全にもとに戻す前にインナーパネルをつけたらとりあえず施錠できるか確認しました。
無事にかかりました。
クリップの殆どが終わったので、新品を発注しました。防水も兼ねてるのでハマっていないと洗車時に浸水します。
ポルシェは1週間アクセサリー等シリンダーにキーを差し込まないとスリープモードに入るようで、メカニカルキーによる解錠が必要になります。また、フロントボンネットの開放は電気信号で行われるためバッテリーあがりのときにはまずドアを開けなければいけません。リモコンキーの故障の場合も解錠ができなくなります。
この状態に陥った場合、窓ガラスを割ってシリンダーにキーを差し込むしかありません。
納車してからはスリープモードにならないように週1で必ず動かしてきましたが、他の故障も考えられるので修理に踏み切りました。
UPJで987Sの白塗装されたホイールが1本6000円でしたのでリア2本買いました。
数日後に値下げされたので5000円でフロント2本買いました。
フロント8Jリア9Jでベースグレードのフロント6.5Jリア8Jと比べると逞しくなったなと思います。少し重くなるから軽快さがあまりにも薄まるようでしたらまた純正に戻します。
来年はシートの張り替えをやりたいなと思っています。
アメリカのサイトで張替え用のシートカバーが売っているのでベージュで頼もうかと思います。