車狂♪︎さんが投稿した草ヒロ愛好会に関するカスタム事例
2022年02月07日 23時42分
このアカウントでは私が撮影した草ヒロ、所謂廃車体を1日1台紹介しています。 あくまで趣味なので各メーカーさんや車種に特定の意図や不満を持ったものではなく、個人的な主観で書いているため気分を害してしまうこともあるかもしれません。 自動車が本来の用途で使われていないこと、廃棄されていることに対して不愉快に思われる方はご覧にならないことをお勧めします。 また悪戯や盗難防止のため、草ヒロ個体の詳細や所在地等に対するお問い合わせには、如何なる方法でもお答えできませんのでご了承ください。
梅雨前の長野へ〜早朝から日没までの大探索〜(36)
本日の草ヒロ(廃車体)シリーズ
今回は“スズキ キャリイ トラック 1方開 L30”です😄
有名な高原地帯、このシリーズの第22回目にてご紹介した三菱ふそうのエアロミディがある畑の横を通る道を別の草ヒロへと向けて少し登るとなんと!通り沿いにデーンとL30キャリイさんが鎮座していました。
車狂史上初のL30の草ヒロ、それも偶然発見したのですから、それはそれは大興奮でした。
さて、こちらのL30というモデルはキャリイ史で言うとボンネットスタイルが特徴的で人気を博したL20型と、ジウジアーロがデザインして奇抜なデザインを持つL40型の狭間のモデルで、あまり存在感のないモデル。
それ故かあまり売れない上に3年ほどしか販売されなかったため、草ヒロキャリイ界隈では初代の次にレアなモデルと言われています。
そんなL30、上に書いた通り1966年〜1969年の僅か3年しか販売されませんでしたが、各年式で僅かな違いが存在します。
まず初期の1966年型はサイドミラーが三角窓の下から生えているのに対して1967年型は そのサイドミラーがフロントウィンドウ下へ移動、最終型にあたる1968年型はそれに加えてBピラーにコーナーレンズが装着されるという点で識別できます。
こちらの個体はミラーが失われてしまっていますが、フロントウィンドウ下にミラーの穴があり、かつBピラーにはコーナーレンズが無いため、ちょうど中期型にあたる1967年式であることが分かりました。今から55年前の車ですね。
しかしどこか見覚えのある個体だなぁと思い、帰ってから草ヒロ仲間に写真を送ったところ、「これもしかすると○○(他ブログ様)で紹介されてる個体かもです」と連絡があり、その記事を見てみると写真の場所とは全く別のところで撮影されているもののサビ具合や欠損部分が一致し、同一個体と判明。僕はそのブログの読者ですから通りで見覚えがあった訳です。
要は、かつて別の場所で畑の物置として徹していた個体でしたが最近になって何故か通り沿いに移動させられて来たということになります。
引き出されてしまったということは撤去か……とも思いましたがどうやらこの地には撮影時点でかれこれ1年以上置かれているらしいですし、足元もコンクリブロックで固めてあるため撤去されるという危険性はなさそうです。しかし物置として使われている様子はないので……謎です……(^^;
もしかして道祖神かオブジェ的な感じでここに置かれたのかな?と踏んでいます。
リアです。
至って普通の軽トラといったシルエットでしょうか。
キャビンのサビに対して荷台はサビの量が少なく感じます。
車内はこんな感じ。
ステアリングと同じ箇所にメーターが付いているのが面白いです。
メーターパネルがない分コストカットできたのでしょうね。
道沿いに堂々と置かれていた的なことを書きましたがこんな感じです。
大通りの交差点を曲がって山の方へ進むとこのようにご対面できます。
昼間は遠くからでも見えるでしょうが、真っ暗な夜となると右コーナーの後に現れるのでちょっとびっくりしちゃいそうです。
今日も遠くの山々を眺めているのでしょうか。