サンバートラックのステムシール交換・白煙・コロナが早く終息しますように・医療従事者にエールを❗️に関するカスタム事例
2021年06月19日 22時56分
北の大地に潜伏しているKAI参です。 S15スペックSをベースで制作したDRAG専用マシンでブースト2キロで750psのレース専用車両! 自宅ガレージでコツコツ作業やってます。なので作業ネタが多いです。 2011年より参戦を休止してましたが2023年7月よらレース復帰致しました! S14後期~S15と乗り継ぎ長いことDRAGレースに携わってきたら気が付けばオッサンになってましたw (詳しい仕様は初投稿を見て下さい。) 普段乗りはエクシーガGTとエブリーワゴンです。
KS4 サンバーのステムシールを交換しました。
ステムシールというのはヘッドから燃焼室にオイルが侵入させないためのオイルシールでバルブの軸に付いてます。
劣化して機能しなくなると白煙が出るようになります。この症状がオイル下がり。
うちのサンバーは始動直後に物凄い白煙がでます。走り出せば出なくなるのでステムシール交換で直る可能性が大です。
まずタペットカバーを外し、パッキンの当た面を綺麗にします。
因みに右から順に1~4番になります
バルブクリアランス調整の各アジャスターを緩めてロッカーアームはシャフトごと外します。
外したロッカーアーム
バルブスプリングを外さないと交換出来ないので分解します。
21mmのディープソケットの中に磁石を仕込んでバルブリテーナに当てて🔨でガツン❗と叩くとコッターが外れバルブスプリングが外せます。
ステムシールです。
上が新品、下が外したヤツ
穴が大きくなってます。
交換作業クランクプーリーと、カムスプロケットの合いマーク合わせ1-4番 2-3番の2気筒づつ作業します。
ステムシールを取付は10mmのディープソケットを使って打ち込みます。
バルブスプリングコンプレッサーなんてモノは持っていないので万力で縮めて針金で縛ります。
8個やりますが地味にこの作業が一番時間掛かりました😅
0.9mmのステンレス針金を使い締め上げます。
スプリングの下側が判るようにマーキングをいれました。
バルブコッターをピンセットでセットして針金を切るとロックされます。
これを計8個やります
バルブスプリングの組み付けが終わればロッカーアームを戻します。
タペット調整はシクネスゲージで調整します。
IN側が0.15mm
EX側が0.20mmで調整します。
タペットに挟み引き抜いた時に少し抵抗が感じるくらいになるようアジャスターを調整します。
タペットカバーパッキンも新品に交換します。
念のため液ガス塗りました。
1枚目と同じ写真ですが、タペットカバーを戻したら完成です。