フィットのリア牽引フック・オフセットツール・DIY・金属接着剤・強化加工に関するカスタム事例
2024年09月23日 09時00分
はじめまして。トシと申します。車歴は、以下の通りです。 三菱 ランサー1800GSR -> ランエボV -> 日産 キューブ -> ホンダ フィットハイブリッドRS(GP4) 【CVT -> 6MT/セミAT】 趣味は、DIYを含むカスタムやモータースポーツ、ドライブです。気軽なコメント&フォロー、大歓迎です。と言いつつ、自身も無言フォローで失礼させて頂くと思いますが、宜しくお願いします。
CTの皆さん、こんにちは。
今回は、『夏休みの自由工作』として作り始めたリア牽引フックのオフセットパーツの続報です。前回part1で試作機(ver.1)製作と仮合わせまで完了して居ました。ただ、今回導入した金属接着剤が初採用だったので、念の為ver.1をベースに補強を行ってver.2を製作しました。
ちなみにver.2は、アングルでもエルボでも無い強化策です。『「強度」と「ルックス」のバランスを考えつつ重量アップを抑える秘策』がコチラです。
両verの比較が上画像の通りで、ver.2の方が大幅に肉付きが良くなって見た目からして頑丈さが大幅アップしています。今回はその加工の流れをご紹介します。
まずは素材調達ですが、ホームセンターで手軽に入手できるアルミ板です。他の候補としてステンレス板も考えられましたが、加工容易性と軽量化のメリットを考慮し、アルミ板を選択しました。
ver.1のH構造部周囲に外から巻き付けられる適正サイズで帯状にカットします。帯状のアルミ板を曲げながら、ver.1の外周に合うように整形します。
整形されたアルミ部品をver.1に巻き付け、金属接着剤を用いて固定します。強度アップが目的なので、接合面積が出来るだけ広くなるように一周だけではなく複数回積層して巻き付けました。
下地処理として金属接着剤がはみ出して見た目が悪い部分は、後からのヤスリ掛けしてざっくりと整形し直します。
金属接着剤もパテ状の素材では有るものの、通常の補修パテより加工性がどうしても劣ってしまいす。このため、部品表面の見た目直しには補修パテを用いました。
パテを乾燥させてからヤスリ掛けを繰り返します。装着時にはバンパー影に隠れてしまう部品なので、ホディーワークレベルのクオリティーまでは要求されません。大きな凹凸が目立たなくなる程度の表面レベルを目安にしました。
強度アップ版となるver.2の完成画像は、こちらの通りです。試作版のver.1と比べると、自分なりにルックスを損なう事なく強度アップできたと自画自賛!?wしています。
一般的に強度の事だけを考えれば、硬度(若しくは比重)の高い金属を隙間なく詰め込む形になるので重量が大幅増加してしまいます。しかし、今回は軽量素材や中空構造の採用と言った工夫により、重量増加を極力抑える事に成功しました。重量が増すと、振動による金属疲労を含めた自重による破損のリスクも逆に増えるので、強度アップしつつ軽量化も考慮した結果です。(^^)v
仮合わせではなく、本番の設置に関しては他の化粧直しも必要なので、また別の機会に対応することとします。