コルトラリーアートバージョンRの3dプリンター・ドアスタビライザーに関するカスタム事例
2022年09月17日 16時16分
トヨタ車ではたまに見かけるドアスタビライザー。
コルト用にも欲しかったので、色々調べて輸入しました。というか全然別車種用なんですけど、ダメ元で買ったら付いてしまった、というのが正しいですね。
ヒンジにバネでスライドするプラスチックがくっついただけのパーツで、剛性が変わるなんて・・・と思いましたが、要はドア開口部をドア自身で支えるためのパーツですから、ある程度の硬さがあれば何でも良いのかもしれません。
が、ドア側がまるでダメ。
ヒンジに思いっきり被ります。
これもプラスチックのパーツなので、ガッツリ削りましたけど、どーにもなりませんでした。ドア開閉する度にポロっと取れます。
わざわざ円安の中で買ったので、諦めきれません。
ドア側は3Dプリンターで自作する事にしました。
まずは3DCAD。
ドアとヒンジの隙間をちょうど良く埋めるような形状になるように、何度も何度もメイク&トライ!
土日が潰れました。
出力はABS樹脂です。
簡単に潰れてもらっては困るので、中身はこんな感じで蜂の巣になってます。
とりあえず3Mの両面で固定。
ドアの振動は減りますが、ボディ剛性は?です。
厚みのある両面テープですからねー。ドア開口部を支える際にテープは潰れますが、潰れきって樹脂パーツで支えるまでに至らないんでしょう。
やはりもう少し厚みのある形状にして、かつネジ止めしないとダメですね。
で、ネジ止めバージョンを作りました。こんなのを作るにも結構手間がかかります。
裏面。
元々皿ネジが刺さっていた所に平らなパーツを付けるので、均等にトルクをかけられるよう、ネジ止め部分は山なりのスペーサーを取り付けています。このスペーサーも3Dプリンターで。
ドア閉めた時はこんな感じです。当たり前ですが、ヒンジ部分に支えが出来たので、閉めにくくはなりました。結構強めに閉める感じですね。
クソ暑い中作業してたので、鼻息荒いのは勘弁してください。
走行してみた感じ、結構効果ありです。ハンドル操作に対するクイックさが増した印象です。
バージョンRスペシャルには及ばないかもしれませんが、少しは剛性アップしたかなと。