メタボラKさんが投稿したエアゲージ・検証に関するカスタム事例
2020年03月27日 14時16分
現物は髭も眼帯も有りません。 見かけたら、遊んでやって下さいね。
YouTubeのまーさんガレージを観ている方も多いと思います。
最近アップされた中でエアゲージがおかしいって言う動画が有り、自分も不安に駆られ検証してみました。
勿論ゲージボタルなどの高級機を買う予定も有りませんし、レースをするつもりも有りませんので、おおよその圧と4輪が均等に入っていれば問題は無いのですが、過大に表示されるのは大問題です。
まーさんでは50kpaの誤差、コレでは高速でバーストの危険性も出てきます。
で、自分が普段使っているのがMonsterSportのゲージ。
コレは昔にSuzuki Sports と呼ばれたメーカーの物で3000円程で購入して1年ほど使用しています。
中身はゲージボタルと同じダイアフラムタイプで信頼性も高いと思ったからです。
急遽取り寄せたのが、アサヒのバータイプ。
昔から有る信頼性の有るゲージです。
モンスタースポーツと同じ3000円ですが、遥かに構造は簡単。
故に故障したり誤差が大きくなったりし辛いのです。
そして近所のカー用品店で買ってきた380円のペン型ゲージ。
ムシを押せるポッチも付いていて便利。
でも、ボディーはおろか中のバネとゲージ棒以外はプラスチックと言うチープさ。
このタイプはボディーを握って測ると曲がってしまい正しい測定値が測れなくなると言う欠点を持っています。
測定は何時も使っているゲージで1回毎に200Kpa
に調整して3回計測、バラツキを少なくします。
アサヒの棒ゲージでは、ほぼ200Kpa、若干高め?でも十分に誤差範囲です。専門メーカーですので、この数値は信用して良いのではと考えています。
380円のゲージでも200チョイ、まあアサヒよりは若干高めでしょうか。
値段にしては良い仕事です。
ちなみにどちらも再現性は良く、コレで有れば、380円のゲージでも十分なのでは無いかと思います。
まあ、耐久性を求める値段では無いですので、1年毎に買い替えても痛くは有りませんね。
そしてネットや量販店で1000円チョイで買えるブルドン管式のゲージ。
コンプレッサーや、エアチャック付きのゲージは殆どコレ。
今回はテストしていません、新しいうちはソコソコの精度なんですが、構造的に誤差が出やすく、脈動や測定オーバーを一度でも掛けてしまうとブルドン管の弾性変形率が変わってしまい誤差が大きくなるからです。
自分はこの理由でブルドン管タイプは全く信頼していなく、購入検討も有りませんので買ってもゴミ箱行きとなる為です。
結論:
380円のペン型ゲージで十分じゃね?
因みにこの図がダイアフラム式。
実際のダイアフラム式エアゲージと形は違いますが、基本構造はおんなじです。
安くあげたいのならペン型、使い勝手やもう少し良いのをと思う方はダイアフラム式を。
ブルジョアな方は迷わずアサヒかゲージボタルを。
高いのは、校正と修理が効きます。
測定器は1年毎の校正が当たり前ですが、エアゲージで8000円程掛かり趣味の世界では有りません、仕事に使うなら仕方ないですが。