アルトバンのSIRAKOBATO超理論・フラット化・空力パーツ・ダウンフォース・目立たないカスタムに関するカスタム事例
2023年05月26日 11時02分
旧式フィットさんのことを
旧型フィットさんって書いていた😣
本当に申し訳ない😔
後で記事直しときますね😅
さて 今回のお題
床下のフルフラット化についてですが
床下のフルフラット化は本当に危ない
公道では ダウンフォースが安定しなく
スピードが速いと飛んでしまう場合も
実際にルマンでも
1999年にメルセデスが
飛んじゃってますよね
こんな感じで
もう飛行してしまってます😱
これは 床下のフルフラット化によるもの
車の前から後ろまで
フルフラット化すると
ダウンフォースが安定しなく
最終的には 飛び上がっちゃう
本当に危ない設計 なのです
一番初めの左側の写真
その写真に写っているのは ポルシェ GT 1 です
そのポルシェが飛び上がった年代は
1998年
アトランタ サーキットで起こった事例です
1998年に床下のフルフラット化による
飛び上がる事象があったのだから
1999年の メルセデス
気づけよ、、って話です
何で、飛び上がっちゃうのか
どうして ダウンフォースが安定しないのか
それは空気の入り口と出口の
面積の関係
図の上の場合
空気の入るところが10cm で
空気の出るところが20cm と しますよね
そうすると1対2 となりますので
フロントの床下には
2倍のスピードの流速が
これは 風洞実験の結果 なのですが
実際の状態は
床下の空気が 後ろの部分で
2倍に膨らむことによって引っ張られ
前方には2倍のスピードの
空気が流れます
公道では路面がフラットではないので
フロントが上下に動きますよね
そのフロントが動きによって
5cm 下がったとします
そうなるとリアの出口は20cm なので
4対1となり
4倍のスピードの流速が発生します
流速と書いたのですが
実際にはリアの空気が4倍に膨らむ
その膨らんだ空気に前方の空気が
引っ張られる
どういうことかと言うと
公道での路面の凹凸によって
フロントが5cm 下がったとして
フロントのダウンフォースが2倍になってしまう
ですので フロントのダウンフォースが安定しない
なぜ 飛び上がってしまうのか
それは 例えば 前方に車がいる場合
後ろのタイヤには、とても大きな負圧の部分があります
その負圧の部分に
タイヤの横からの空気が流れ込み
渦が発生します
その渦の中心は 真空に近いのです
その真空に近い 渦が
フルフラット化されたフロントの
下側に潜り込むと
真空なので急激に ダウンフォースを失う
レーシングカーの場合
下側に車重の3倍ぐらいの
ダウンフォースを発生している
車が1トンだとして 3トンのダウン フォースが
フロントには半分なので1.5トンのダウンフォース
その力で サスペンションを縮めています
その力が急激になくなれば
サスペンションは1.5 トン の力で 伸びますよね
フロントが急激に上がってしまうのです
そのフロントが上がった
床下にたくさんの空気が入り込み
車が飛んでしまうのです
つくば スペシャルで
こんな車ありますよね
これはサーキット
路面が平らだからこそ
できる空力パーツです
公道でこういうものをつけては
ダメですよ
公道では
上の写真のように
前が上に上がっているような
形のものが良いです
フロントの空気が入るところが
10cm でリアの出口が20cm
の床下の構造で
例えば フロントを2cm だけ上げたとします
そうなると フロントが5cm 下がった場合
フロントが7cm で
リアが20cm ですよね
比率で言うと 3対1 程度です
フロントをあげない場合は
4対1の比率 なので
フロントが上下した場合の
入り口と出口の比率が下がりますよね
フロントのダウンフォースは
まっ平らに板を前に伸ばすより
フロントを少し上げた方が
安定するのです
または フルフラット化せず
フロントの車軸の後ろの部分
その部分に空間を
上の写真はトヨタ TS 020
メルセデスが飛び上がった年
1999年に走っていた
トヨタのレースカー
このマシンは 手堅いデザインです
この空間に負圧を作ることによって
フロントのダウンフォースを安定させている
この考え方は
普通の乗用車にもできて
エンジンルーム内を負圧にさせる
通常でもエンジンルーム内は負圧なのですが
フェンダーの後ろの 部分に
穴を開けることによって
より負圧になりますよね
手堅い チューニングです
※ボンネットの上に後ろに流れるような
ダクトをつけるのも良いですよね
そう、旧式 フィットさんの
床下のフラット化
フロントの車軸の後ろ
そこは フラット化してないですよね
そのことによって
フロント側に安定した
ダウンフォースを得ることができるのです
※旧式フィットさんの記事は
タブの「目立たないカスタム」
それをクリックすれば3番目に出てきます
2015年のニュルブルクリンクでの
日産 GTR の事故
観客が1人亡くなるという
事故なのですが
これは私としては
お怒りモードです
床下のフルフラット化 が危ない
特に公道では危ない
ニュルブルクリンクは公道に近いです
路面は凸凹しています
それは1998年のポルシェ
1999年の メルセデス
その時代に証明されているので
2015年には分かっているはずですよね
本当に危ない設計をしたものです
15年も経つと 人は忘れてしまうのでしょうか
過去に学ぶ
それは本当に大切なものです
そしてこの GTR なのですが
フロントの下の先が
曲がっていて
まるで、フロントが上がってるように見えますよね
それなら
今回 説明した
空力の説明と同じなのですが
実際には
このフロントの削れ方を見れば分かりますよね
外から見た目はフロントが上がっている
そう見えるのですが
実際には真っ平らです
まっ平らでなければ
こんな 削れ方はしないですよね
観客を一人亡くされた 事故
日産は 原因不明と言ってますが
私としては明らかなのです
明らかな 設計ミスです😠