カルボさんが投稿したカルボ的試乗レビュー・試乗レビュー・9段階評価・ゴルフ8に関するカスタム事例

レンタカー・カーシェアシリーズ第313弾
フォルクスワーゲン ゴルフ(8代目)
続いてゴルフ8に乗りました。フォルクスワーゲンは今までTクロス、シャランに乗りましたが、今回が3台目のフォルクスワーゲン車のレビューになります。

ゴルフ8とは？
『8年ぶりにフルモデルチェンジを行い8世代目となる「ゴルフ（GOLF）」。今回、フルモデルチェンジを行い「デジタル化」、「電動化」、「ドライバーアシスタンスシステム」において大幅な進化を遂げた。ラインアップは、「eTSI アクティブベーシック」、「eTSI アクティブ」、「eTSI スタイル」、「eTSI Rライン」を設定。フォルクスワーゲンとして初めて48Vベルト駆動式スタータージェネレーターとリチウムイオンバッテリーを組み合わせたマイルドハイブリッドシステムを 1.0TSIエンジンと1.5TSIエンジンに設定し、それぞれ 1.0eTSI（81kW／110馬力）および1.5eTSI（110kW／150馬力）としてた。「デジタル化」においては最新のデジタル技術を投入し、クラスを超えたデジタルインターフェースを採用。10.25インチの液晶ディスプレイを採用したデジタルメータークラスター「Digital Cockpit Pro」を全車に標準装備し、そのすぐ横にインフォテイメントシステムを配置する事で、視認性を高め、スッキリとしたコックピットを実現。「電動化」においては、フォルクスワーゲン初となる48Vマイルドハイブリッドシステムを採用し、モーターのアシストによってスムーズな発進や加速を実現。「ドライバーアシスタンスシステム」においては、ドライバーが運転中に意識を失うなど、万が一の事態が発生しても安全に車両を停止させる緊急時停車支援システム「Emergency Assist」などの最新テクノロジーが採用され、クラスを超えたハイレベルなドライバーアシストが可能となり、安全性をさらに高めている。エクステリアは、力強いショルダー部分とリヤが見る者に強い印象を与えると同時に、一目で「ゴルフ（GOLF）」と分かるフロントデザインは、さらにスリムになったラジエーターグリル、ドアハンドルを経由してリヤへと伸びるシャープな「スライス」ラインを特徴とした。また、ボディのあらゆる面が見直され洗練されたことによって、空気抵抗係数（Cd値）が先代の0.3から0.275に低減された。改良された空力特性はさらなる低燃費に貢献し、風切り音の低減、さらなる静かさと快適性にもつながっている。インテリアコックピットは、最新世代の通信モジュール内蔵のVolkswagen純正インフォテイメントシステムとデジタルメータークラスター「Digital Cockpit Pro」を標準装備。さらに、クラスを超えたハイレベルなドライバーアシスタンスシステムを数多く標準装備し安全性・快適性を向上。ボディカラーは「ライムイエローメタリック」を含む全8色を用意。全モデル右ハンドルの設定。』
(goo-netより引用)
今回の車両は令和6年9月登録のe TSIアクティブです。新車価格は365万9000円です。因みに最近発表されたMC後のモデルは379万9000円に値上がりします。

外観

外観は、ゴルフらしくシンプルな外観です。フロントは、バンパーの一部がカラードになっています。私的には、先代型の方が好きでしたね。サイドは狭くて撮れませんでしたが、リアは先代型と大きく変わった印象は無いですね。バックドアは、フォルクスワーゲンのエンブレムの箇所を押して開けます。まとめると、シンプルで飽きのこない外観かなと思いますね。

内装
ドア側は上側が柔らかいプラ素材、中間にファブリック、肘置きがソフトパッド、下側がハードプラです。アンビエントライトもありますが、私は要らないですね。正直ダサいので。内装は、まぁ普通かなと思います。ダッシュボードが柔らかいプラ素材で、他は基本的にハードプラです。外車で365万円と考えると、そこまで悪くはないのですが、もう少し質感高いと良いと思います。室内照明はLEDです。シートはやや固く、1時間程乗りましたが特に疲れませんでした。ただ、シートの手触りはこのグレードだと微妙です。シフトはコンパクト化しつつ、前後操作だけで済むのでこれは良いシフトだと思います。ただ、触れる箇所がピアノブラックなのはいただけません。エアコンはタッチパネルで使いにくいです。ただ、音声操作できるとのことですので、減点にはしません。で、よく見たらヘッドライトの操作、こちらタッチパネルですし、ピアノブラック装飾なんですよね。これはダメだと思います。大幅減点です。ペダルレイアウトは良く、足をパンと出すとしっかりブレーキを踏めます。助手席は、31cm〜平手が入らない程と広くて良いですね。後席ですが、質感落ちます。上側が柔らかいプラ素材からただのハードプラに変わります。ボディ剛性は流石ドイツ車。高いです。後席のシートはやや固くでしっかり座れます。身長177cmの私で、頭上空間が拳3個、足元空間が9cmとそこまで広くはありません。角度調整はできません。

ドアをアンロックするとこのように灯を照らしてくれます。

車幅は少しボンネットが見えるのでまぁ掴めるかなという感じです。ワイパーも綺麗に隠れているので素晴らしいです。

シフト周辺です。ここはハードプラだけなので安っぽさは否めないです。電パ付き、オートブレーキホールドもあります。プッシュスタートだけシルバー装飾されているので、分かりにくさは無いですけど、運転席周辺にあれば良かったかなとは思います。

グローブボックスは容量問題無いと思います。

アームレストの収納は小さめです。

後席にはエアコン送風口とUSBタイプC二口あります。

荷室
トノカバーがあるので取り払います。

取り払いましたがトノカバーの収納場所が無いのが残念です。大体ですが幅123cm、奥行き77cm、高さ68cmと悪くはないです。

後席を倒しますと奥行き151cmになります。この車格ながら後席中間だけ倒せて長物を詰めるのは素晴らしいです。加点ポイントです。

横になってみましたが、斜めに寝ればギリギリ寝れます。良いですね。

タイヤ
17インチのアルミホイールです。タイヤはグッドイヤーですね。

メーターは視認性は問題無いですが、少し反射が目立つ傾向があります。減点レベルではないですがもう少し反射を抑えてほしいです。

搭載エンジン
DLA型の1.0Lダウンサイジングターボで、110馬力にマイルドHVのモーターが13馬力とのことです。アクセルは問題無いですね。ブレーキは少し癖があります。3割くらいまで踏んだ分だけ効くブレーキですが、3割以上いきなりガツンとなるブレーキです。途中でブレーキのフィーリングが変わるので、もう少し効かせやすくしてもらえると良いと思います。加速性能は、1.0Lなので仕方ないとは思いますが、想像よりは遅いかなと思います。パワーが足りない場合は1.5Lや2.0Lモデルもありますので、そちらを選ぶべきかと。加速は2テンポ以上遅れるので残念です。静粛性は良いですね。ただその分ロードノイズが目立つ印象があります。dBは65前後でした。ハンドルは適度に軽くて良いと思います。ハンドルを切ってからラグはあるので、クイックなハンドルではないです。まぁゴルフRじゃないので、これで良いと思います。サスペンションは基本的にはやや硬めですが、不快な硬さではなくて、段差を上手くいなして乗り越えていく印象です。高速道路でも安定した乗り心地で、これは良い硬さですね。ただリア側からの突き上げは若干感じますが、許容範囲内です。直進安定性は良いです。カーブ曲がった時もロールは感じにくいです。で、こちらもヘッドアップディスプレイがありましたが、私は要らないと思います。オートブレーキホールドは解除が自然で良かったですね。

まとめ
良いところ
・シフトの操作性⭕️
・ペダルレイアウト⭕️
・ロードノイズ以外の静粛性は高い。
・サスペンションはやや硬めだが乗り味⭕️。快適。+0.5点
・後席中央だけ倒して長物を詰める。+0.5点
・オートブレーキホールドの解除が自然。

悪いところ
・エアコンがタッチパネル。ただし音声操作で操作可能らしい？
・ヘッドライトまでタッチパネル。しかもピアノブラック装飾。これはダメ。−1.0点
・ブレーキ微妙。
・1.0Lモデルだとパワー不足感はある。
・アクセル踏んでから2テンポ以上遅れる。−0.5点
・ロードノイズは目立つ印象。

評価:4.5点 惜しいです。あと少し。
基本的には良くできたドイツのハッチバックです。ゴルフは初めて乗りましたけど、かつて日本でも人気だった理由が乗って分かった気がします。ただ、欠点もあるのでそこを考慮すると4.5点です。