SLの旧車情報2023・三本和彦さんに関するカスタム事例
2023年10月30日 19時53分
みんカラの過去ブログを読み返していたら、こんなものも出てきました。
以下、転載…。
「いつもの山坂道にベンツの280のSLというのを持ってまいりました」…
と新車情報の三本さんチックな気分で。
・・・以下、「新車情報」の三本さん風に・・・
このクルマは直列6気筒の2800のOHCというエンジンを積んでいます。馬力は170。車重は軽いのですが、エンジンの設計年次が古いからでしょうかねぇ、やはり勾配がきつい山坂道では、パワー不足を感じますねぇ。
このエンジンを真似て、日産の名機・L型エンジンは創られたと言われています。
このクルマはオートマチックの四段のトランスミッションを積んでおりますが、この頃のオートマチックはキックダウンするか、レバーチェンジしないとギアを落とすことができません。したがって、ギアを1段落としてやらないと、どんどんと車速が落ちていきます。
そこで、ギアを1段落としてやります。
すると、エンジン回転を上げながら、勇ましく駆け上がっていきます。ですが、車速の上昇はあくまでマイルド…エンジン音の高まりほどにはスピードは上がっていきません。
山坂道の曲がりくねった場所で感じるのは、足廻りの秀逸さです。ロールはありますが、よく踏ん張ります。
今、このクルマは「パゴダ」と呼ばれるハードトップが付いた状態です。 SLという名の通り、軽量さが売りのクルマですので、車重は軽いのですが、ハードトップは重く、大人3人ぐらいで担がないと持ち上がらないほどの重量があります。それが良い具合に重心になってくれているからでしょうかねぇ。安定良く走らせることができます。
けれども、ハードトップを外した状態で乗ると、車両の後ろが軽くなり、カーブなどでは少し後ろが振り回される感じになります。
そして乗り心地は硬すぎず、柔らかすぎずで、とても気持ちが良いものですねぇ。
ここらでUターンしてみましょう。
全長が短いことと、ハンドルの切れ角が絶妙で、いとも容易くUターンできます。
登りと違って、下り坂では元気に走りますね。
車重が軽いこともあって、ハンドリングは軽快で気持ちが良いもんですね。
そして、ブレーキも良く効きますね。
スポーツカーとは違いますが、ツーリングカー、そして半世紀前に造られたクルマとしては中々の性能を持ったクルマと言えるのではないでしょうか。
昔、よくみてたなぁ…「新車情報」。
数々の名言や示唆に富んだコメントが好きでした。
YouTubeのテレビ神奈川チャンネルに定期的にアップされるこの番組のアーカイブを視るのが最近の楽しみです😌
「カーブを1秒速く曲がるよりも、5分早く家を出なさい」…三本和彦
遅ればせながら、ご冥福をお祈りします。