レガシィツーリングワゴンのエンジンオーバーホール・リルガレージ実験車・EJ20・オイルポンプ・10万キロ超えのメンテナンスに関するカスタム事例
2023年11月10日 22時31分
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エンジンオーバーホール 〜オイルポンプ点検〜
意外とメンテされていないオイルポンプを点検します(^_^)v
ポンプは非常に精密なのでそれが摩耗ないか、リリーフスプリングの点検と
リルガレージも大好きな流用チューンの話を書きます!(o^^o)
簡単に仕組みの説明です。
オイルパンから吸い上げたオイルパン青矢印の経路を通ってポンプに行き、赤矢印の方向に吐出
その後
ブロックにいく流れと指定圧よりも高くなった場合に吸入側にリリーフします(´∀`*)
このリリーフする時の圧力を決めているのがリリーフスプリングです^_^
小さいですが、この穴からオイルが戻ってきます
わかりにくいですが、ピストンが穴の中にあり、吐出側から押す事で流路が開ける仕組みになっています
同じ写真ですが
この中にピストン、スプリングがあり、メクラネジで蓋をしています
ちょうど中身入っている部品が左に出してあります(´∀`*)
トロコイドポンプ点検
インナーとアウターのクリアランスを計測します!
0.04〜0.14mm以内であればよく、ブローでもしていなければここは基本基準ないです
今回は0.08mmでした^_^
まだまだつかえます!!(o^^o)
リリーフスプリング点検
旧品は上で下が新品です(´∀`*)
今回は自由長を計測した結果
旧品 75mm
新品 73.7mmとなり、ヘタリがあることから続投NGとしました
少しなので良いのですがら理由は後ほど!
ヘタリというと自由長が短くなる方がイメージつきますが、材質やさらされていた温度、応力によっては伸びる場合もあります(*_*)
バネは塑性変形(戻れない変形)を少しずつしていきます 弾性変形できる部分が少なくなっていくため、バネレートは下がります
なので今回のバネはリリーフ圧が下がっているということになります((((;゚Д゚)))))))
BP/BLレガシィのオイルポンプ諸元です。
ターボの6000rpmのリリーフ圧とリリーフバルブ作動圧をご覧ください
同じです((((;゚Д゚)))))))
EJ20ターボはオイル圧がかなり高圧である事がわかります
このエンジンにはこの圧力が必要です、、、
リリーフスプリングの張力はリリーフ圧になりますのでちょっとでも下がるということは6000rpmで必要な油圧を確保できないという事です:(;゙゚'ω゚'):
あとは油圧がなければ、、、、(ー ー;)
普通のエンジンではリリーフバルブは低温時のオイル粘度が高い時や燃費向上のため油圧を下げる目的を持っていたりしますが、EJ20は違うのだと思います(>_<)
次に流用の話です。
GC8,GDB,GRBなどのスポーツ走行する方必見です?!(´∀`*)笑
BP/BLのオイルポンプのアウターローターの厚さは
12mmです!!!
AVOのポンプと一緒ですよね?!
実は
BP/BLに搭載されているポンプはもっとも厚みがあり、高吐出型です。
そして、AVOのポンプを買うと中古のエンジンが買えます 笑笑
ちなみにGDBは10mm GRBは11mm
です。
GRBで6000rpmで392kpaでリリーフ圧は538kpaでした。
これは推測ですが、油圧は上げると抵抗になりパワーダウンの要因になります
GRB系は潤滑問題ないレベルまでフリクションを下げているのだと思います
対してBP/BLは、、
きっとスバル初のIN/EX AVCSだったので耐久側にマージンをとったのかな(@_@)
本日も長文でした、、
最後まで読んでくださりありがとうございます(^_^)