シビックのシビック・B16a・スプールバルブ交換に関するカスタム事例
2019年01月21日 19時37分
エア抜き、増し締めなどの基本整備と、VTECのカムの切り替えに重要なスプールバルブからオイル漏れを発見したので新しいパッキンと交換しました。
黄色で囲んだのが問題のスプールバルブの本体、これを固定している3本の10ミリのボルトを外すし本体をエンジンヘッドから取り外す。赤の矢印の配線カプラーと青のプラグケーブルを外しておくと作業がやりやすいが、配線はいじるのが怖いのと、ケーブルは※プラグカバーがついているのでケーブルとカプラーは外さずに避けながら本体を外した。
※プラグカバーをとめてるネジがエンジンヘッドまで伸びてる?らしくて外すと点火タイミングが変わる?らしい?ので?(よくわかんない笑)安易に外さない方がいいらしい
スプールバルブを外すとこんな感じ。ボルト3本取っても、パッキンが溶けてエンジンヘッドとスプールバルブ本体がくっついて外れなかったのでマイナスドライバーでこじったら取れました。
外した際、結構な量のオイルが出てくるので予めジャッキなので右フロントを上げておきました。
それでもオイルは出てくるのでウエスなど準備しておくといいと思います(少量ずつずーっと出続けるので注意)
本体の溝にスプールバルブパッキンが溶けてくっついているのでマイナスドライバーなどで慎重に取る。
そして取り外したパッキンがこれ↑
溶けて少し変形している。
またスプールバルブ本体とエンジンヘッド側に古いパッキンのゴム片などがついているので綺麗に脱脂する。
新しいパッキンをつけるとこんな感じ
そして本体をエンジンヘッドに組み付ける。
締める3本のボルトの締め付けトルクは12N・mで固定する。カムが切り替わる重要な部分なのでトルクレンチを使用する事をオススメします。
新品パッキンは1200円くらいで買えます
エンジン起動、水温が60度を超えたら試走、レブまで回してVTECもギャンギャンに入ったしスプールバルブパッキンからのオイル漏れもないので成功した…んだと思います笑
スプールバルブからのオイル漏れは悪化するとVTECが入らなくなる事もあるらしいので漏れを発見したら早めの交換をオススメします。
結構適当に整備するとオイルがミッションケースまで垂れてしまったり下手するとエンジンチェックランプがついてしまうかもしれないので慎重に丁寧に整備した方がいいと思います。
因みに使った工具は
・9.5の10ミリソケット(ディープの方がいいかも)
・9.5のスピンナハンドル(6.35でもいいがボルトが固着している場合は長い方がいいかも)
・短めの9.5エクステ
・12N・mで締め付け可能なトルクレンチ(アストロで6800円くらい…)
・↑に使う6.35の10ミリソケット
・↑のための6.35の短めのエクステ
あとは脱脂などに使うウエスとブレクリ