フェアレディZのレストア・自家塗装・旧車・オールペン・L型に関するカスタム事例
2020年04月05日 00時22分
こんどー@S30Zです。よろしくおながいします。 20歳の頃に買ったZ。今年で35年目っす! 日産旧車以外の車には疎くて話題について行けないので基本的にフォロー&フォローバックはS30 L型 日産旧車のいずれかに乗っている方とさせてください( ´ ▽ ` )ノ
今日は午後から夜まで、ずっとルーフ叩いてました。板金用ドリー持ってないので木っ端の角を少し丸めて代用です。
なぜあんなにルーフが反ってしまったのか?ルーフの鉄板を叩くうちに少しずつ原因が見えてきました。
まずダメだったのがパテに対する硬化剤の比率。パテの収縮や発熱を抑えるには規定量で調合しないとダメらしい。硬化不良が怖くて少し多めに入れてた。適正量は目分量よりかなり少なくて良いとの事。ホントは測りで計量するのがベストらしい。次回からは精密秤持ち込んで計量するか?手持ちの精密秤のひょう量が200gまでだから練り板置いた時点でエラーになりそうだけど笑。
で、たぶん直接の原因だと思うのがルーフパネルの整形不良。昨年の最初の板金のときは凹凸を均すことだけ考えていてパネルの張りに考慮が足りなかった。歪みを叩いて軽く修正はしてたんだけど全く足りなかった。
今回、パネルを叩きまくって解ったのは、Zのペラペラのルーフパネルは全体を緩やかな弧を描いた形に叩かないと張りを保てないということ。
卵の殻のようなイメージで仕上げないと硬さが出なくてペコペコになっちゃう。連続した弧が途切れて少しでも平らな部分があるとパネルが柔らかくなっちゃう。今回のルーフ歪みは、そういう部分がパテの収縮で歪みの発端になって、パテを入れるたびに歪みが成長したんだと思います。。
今回は叩きまくってパテの収縮に負けないように、パネルの張りを調整してしっかりとした硬さが出るように仕上げます。いちど歪みが出て鉄板伸びてるしノーマルのラインも崩れてるので、不自然にならない程度にやや丸みを付ける感じに仕上げてます。
でもホントにパネルの張りって微妙なバランスで成り立ってるのが良く解りました。ハンマーひと叩きで全く変わってしまう。ペコペコだったのが1打でパリッとするし逆に1打でペコペコにもなっちゃう。これはパテだけじゃ解決しないね。勉強になりました。
今日はエスコ吹いて次回にパテ入れるつもりだったけど、鉄板叩き始めたら中々終わらずで、次回も丸一日鉄板叩きで終わりそう。でも、板金しっかり仕上げておけばパテ2〜3回で終わるだろうから、きっちり鉄板叩いた方がきっと仕上がり早いね。もう少しの辛抱ですな。