エクシーガ クロスオーバー7のキングズシンガーズ・ヴォーカルグループ・カーオーディオ・ハイレゾは音がいい・解像度に関するカスタム事例

コンサートでの人の声による至上の響きの記憶も生々しい中、
久々に車で聴き出したビートルズコレクション。
ほぼアカペラ、アレンジは旧を含めたメンバーによるもの。

１９８６年録音といえば、デジタル黎明期から少し抜けた頃？
このアルバムのLP盤を見た気がする。
アビーロードスタジオで、エンジニアはGreg Jackman。
JVC
と大書してあり、エグゼクティブプロデューサーの田中敦の名前が
最前列に書いてある限り、日本資本でイギリスまで出かけて行って
海外の文化を国内に、みたいな元気な時代が懐かしい。

聴き出してすぐ思うのは、やはり、PAなしの完全生音のライブとは
全くの別物だなあ、と。

別物とは、まず「奏者に近い」距離感。曲によって違いはあるが、
基本、1人１マイクのマルチマイク録音。
子音や息使いがよく拾われている。当然。
エコーは電気的なものだが、実に自然。
この辺り、エンジニアのセンスを感じる。

もともと演奏水準はすごいんだけど、今聴くと
当時のキングズシンガーズって、男声合唱団的バンカラさが適度にあって、
繊細過ぎず、筋肉質なところもあって、元気でハッピー。
そして、ハーモニーの立体感が凄い。
ベーンと横にハモるんじゃなく、縦にどーんと立つ。
余韻が上に上がる。教会でもないのに。

これってやっぱり、後処理で整えてなくて、元々ちゃんとハモってるのを
そのまま録っちゃってるからそうなるのかな？

自車のオーディオは、ハイレゾ非対応だし、ＣＤしか聴けない。
ただ、電源から何から、ノイズ混入には万全なシステムのつもり。
流行りのアクセサリーは皆無。
愚直なまでに、取り付けに関して不要振動への対策をし、
振動してしまうものに関しては、その音色にこだわっている。
だからなのか、こういう「人声オンリー」の音源は最も得意とするところ。
相当ボリューム上げても、全くうるさくなることはない。
それは、上手い合唱団にどんどん近づいて行っても、耳を塞ぎたくなるうるささには
ならないのと同じ。
ごまかしがないからかな。
自分は音質に「分解能」を求めていない。
というか、カオデの人がよく言う「解像度が高くて細かい音がよく聞こえてくる」という
言葉の意味が、マジでよくわかんない。
細かい音がよく聞こえてくることと、解像度が高いこととはイコールじゃないと思う。
そもそも、細かい音ばっかり聞いてないし、大事なのは音や音楽の実在感だし、
そのための必要条件は、他にもっとたくさんあるし。

ハイレゾにしたら全部良くなるわけではないし。

最近ハマってるアランパーソンズといい、
なんだかアビーロードづいてる感じが不思議。
キングズシンガーズのCDはまだまだいっぱい持ってるので
また聴いてみよう。

画像は地元の三吉ラーメン。
今日は元気つけたくてニンニクラーメン。
ラーメンもさることながらこのご時世に
６０円の小ライスが、ツヤツヤテカテカで
甘くて美味しかったのが超嬉しかった。