335i Cabrioletの冷却水タンク・冷却水サブタンク交換・クーラントレベル警告・クーラントリザーブタンク交換・クーラントレベルセンサー交換に関するカスタム事例
2025年02月15日 12時32分
初めてのBMWを2021年11月に52,500kmの中古で購入しました。 2011年式のN55エンジンのE93後期になります。 部品のリフレッシュを行って新車の状態に近づけつつ、簡易DIYで仕上げていこうと思います。 BMW初心者ですが、よろしくお願い致します!
以前の投稿で、冷却水レベル不足の警告が出力されて冷却水レベルセンサーを交換したにもかかわらず、その後も警告が断続的に出力さることを報告しておりました。
https://cartune.me/notes/mEnvwdPNcb
警告出力の仕組みは、冷却水のエキスパンションタンク(サブタンク)内に磁石を内蔵したフロートが存在する一方で、レベルセンサーにはリードスイッチ(磁気感応型の接点をもつスイッチ)がついており、冷却水の水面に浮かんでいるフロートが冷却水の水位に応じて動き、水位が低下してフロートがリードスイッチのところに到達するとフロートがリードスイッチに作用して警告を出力するというもののようです。
症状としては、朝一のエンジン始動時には警告は出力されず、10分ほど走行して冷却水が温まったころに警告が出力されるというものでした。
Webを検索していると、こんな資料を発見しました。
この資料には、冷却水の温度が上昇すると、冷却水の比重が減少することが示されております。
冷却水漏れも無く、レベルセンサーも故障していない状態で、冷却水が温まると警告が出力されることから、警告出力の原因は、エキスパンションタンク内のフロートの劣化により、フロートの比重が正常値より重くなっていることにあるのではないかと推察しました。
そこで、フロートのみの交換はできないため、エキスパンションタンクを新品に交換したところ、警告が出力されることが無くなりました。写真は、取り外した旧タンクです。
もともと冷却水レベル自体は正常で走行には支障がなかったのですが、警告が断続的に出力されるウザったさから解放されました。