190シリーズのフェンダーライナー静音加工・190E弱点確認・フェンダー内清掃・ホイール清掃&コートに関するカスタム事例
2022年06月12日 20時32分
梅雨の晴れ間を利用して自宅での作業です。
フェンダーライナーに静音加工を行います。
現代の車はこの部分に静音材を貼り付けたり
材質そのものを工夫したりして静音効果を発揮しています。
モダナイズ加工、整備系のテーマで恐縮です。
それではスタートです。
フロント左側です。タイヤを外しました。
ここに190Eシリーズ共通の弱点が存在します。
指し棒の示している細いパイプです。このパイプはチャコールキャニスター
から燃料タンクへのリターンパイプです。磁石が着いている事から
材質はスチールです。フェンダーライナーの影になりタイヤを外しても
本当に弱点となる部分は見ることが出来ません
具体的には、フェンダーライナー内側のゴミや湿気でパイプが腐食
してしまいます。その結果恐ろしいことに燃料タンクを破壊し重大事故
につながります。190Eシリーズにお乗りの皆さんは早急に確認しましょう!
自信のない方は速やかに専門家の手当てを受けましょう!
フェンダーライナーを洗います。
内側に有るこの窪みと言うかダムのような形状が
砂や汚れを一時的に溜め込んで先程のパイプと
接触してサビを発生させてしまいます。フェンダーライナーの
形状やパイプのルートは変えられませんから
点検と清掃で弱点を克服しましょう!
ホイールも洗います。内側は汚れは溜まりやすいところです。
特に190Eシリーズはブレーキダストが盛大に出ますから心を込めて
キレイにしましょう。ホイールバランスのウエイトの少なさが
ホイールとタイヤを合わせた精度の良さを物語っています。
BSポテンザよろしいようです。
ホイールの表側です。優しく洗って仕上げには
みんな大好き「バリアスコート」でツヤピカにします。
室内作業です。フェンダーライナーに静音効果を期待する
シートの貼り付けです。型紙を当てて形状を写し取ります
今回の自家製静音シートの断面構成は、
ブチルの両面テープ➕2ミリゴムシート➕
ブチルの両面テープ➕薄い発泡付アルミシートです。総合厚み5.5ミリ程度
有名なスポンジ吸音材を検討しましたがクリアランスの不足
と予算の関係から諦めました。
先程の自家製静音シートを貼り付けました。
事前に型取りしましたが複雑な形状も有り切り貼りが
多くなってしまいました。それなりの重さを感じます。
フェンダーの内部を隅々まで洗います。
砂や泥、洗剤を避けるためフロントブレーキには
簡易の養生を掛けています。
ホースノズルの先にチャコールキャニスターが鎮座しています。
所沢の師匠のところでサポートしていただき新車依頼32年物
のチャコールキャニスターを取り替えています。かなり重さを感じました。
フェンダー内部がキレイになると気分も良くなります。
取り付けボルトです。ホイールはAMGスタイルⅢ17インチ 7.5J
ベンツのホイールの常でボルト座面は球状です。座面にのみ
薄くグリスを塗ります(個人的な作業です)
ホイール側の座面もキレイに清掃します。
タイヤにこれも皆んな大好き「信越シリコン」で艶出しです。
控えめなツヤで品良く仕上げます♪
左フロント終了です。続いて右側を行います(右側には弱点が有りません)
キレイに仕上がって満足です。ブレーキキャリパーの色は微妙ですが……。
自分の中で差し色を「青色」としています。
右側も同様の作業です。
静かさを感じられるかどうか?後ほど行ってきます。
リヤタイヤを見てみると元々フェンダーライナーが付いていません!
さすがメルセデスやるな!