フェアレディZのフェアレディZ・ドライブシャフトブーツ交換・作業記録に関するカスタム事例
2021年12月22日 19時49分
整備記録…ドライブシャフトのブーツを交換しました。
(毎度の事ながら、温かい目で見てください)
リフトアップしたら、まずは赤マルのボルトとナットを外します。
17ミリのナットが物凄く硬くて、中々緩まずに苦戦しました。
…製造されてから、1回もドラシャを外してないパターンだと思います。
ポイントとしては…ブレーキキャリパーのマウントボルト2本を外して、キャリパーをズラしておくとレンチが入りやすくなります。
ボルトを外し終えた後は、ブラケット?が外れます。
次に、ドラシャを固定している4本のボルトとナットを外します。
ドラシャの合わせ面の指定は無いですが…外す前に、フランジ同士をマーキングしておくと良いかもです。
ドラシャを外します。
注意点としては…
ドラシャは右と左で違うので、位置を間違えない様にしっかり明記しておく事が大切です。
(写真を撮るのを忘れましたが)
ドラシャのホイール側には蓋がしてあるので…ベアリングのアウターレースハウジングを、スプライン(デフに刺さっているシャフト)側にスライドさせて外します。
蓋の中はこんな感じ。
C型のクリップがあるので、取り外します。
そしてベアリングを外す訳ですが、プーラーが必要になります(もしくはスライディングハンマーかな?)。
ベアリングを外す前の写真ですが……ベアリングを外した後に、Cリングを外します。
(ブーツ交換なら外さなくても作業出来ますが、外した方がブーツを外しやすいです。)
んで、スプライン側のブーツを外せば…とりあえずひと段落。
(ブーツを外した後の写真です)
あとは逆の手順で組み上げれば良い訳ですが。。。
ブーツを組む前に、ベアリングとブーツ内にグリスをしっかり入れておきます。
(以下の文章と写真は、取り付け作業におけるポイントのみを書きます。)
グリス塗布前のホイール側のドラシャベアリング。。
まずCリングを取り付けていきます。
そしてベアリングの取り付けをしますが……
ベアリングをスプラインに はめ込むのに、ソケットを噛ませてプラスチックハンマーで真っ直ぐ入れていきます。
(ベアリングにグリス塗布をする前の写真ですが)
ベアリングとブーツ内にしっかりグリスを入れておきます。
組み上げ完了。
注意点として…
ドラシャの内側と外側で、ブーツの内径が違います。
(当然品番も違いますが、どっちが内側でどっちが外側か記載が無いので…現物のドラシャの径を測って、同じ径のブーツを取り付けます)
そして、ドラシャを取り付けていく訳ですが…
デフ側のスプラインにある(赤マルの)溝に、デフ内部にあるCリングがハマる予定です。(当該Cリングにつきましては、デフをバラさない限り外せませんので…普通にドラシャを差し込んで大丈夫です。)
これはデフにスプラインをしっかり はめ込む際に抵抗になってしまうので…作業姿勢に注意して、取り付けをします。
この抵抗に打ち勝つと、ドラシャがスコン!と奥まで入るので…これで良しです。
とりあえずドラシャの写真はここまでで、あとは逆手順で復旧していきます。
今回の作業は半日かかりました。
色々アドバイスを頂きながら作業をしたので、凄く勉強になりました。
作業環境が良くないと…この作業はできない。。。。