CR-Zの頭文字D聖地巡礼・イニD聖地巡礼・八方ヶ原・舘智幸・東堂塾に関するカスタム事例
2022年10月06日 08時25分
【聖地巡礼の旅 八方ヶ原編③】with TAKちゃん
遂にスタートした東堂塾との再戦、1コーナに先に飛び込んだのはハチロクだった!
髙橋涼介
「先行出来たのは確かに有利には違い無いが、相手に与えた情報も大きい。ゼロ発進加速は車のポテンシャルがハッキリと露呈するからな。絶対的なエンジンの馬力、回転上昇に伴う出力特性からギアの繋がりまで、こっちの手の内を全て見せたからにはプロ相手に駆け引きで勝つチャンスはまず無い。いくら藤原でも技術でプロドライバーを上回る事は無理だろう。かと言ってクルマの戦闘力にもアドバンテージは無い。敵のEK9に欠点は見当たらない、パワーだけでもハチロクと同等かもしくはそれ以上…」
史浩
「それじゃやっぱりこれは始めから勝つ見込みの全く無いバトルなのか?」
髙橋涼介
「早合点するな史浩、そうとは言って無い。一つだけ藤原にはプロドライバーにも劣らないモノがあるんだ。オレはそれにかけて啓介では無く藤原を起用した。負けると決まっているバトルなんてプロジェクトDには無い」
【聖地巡礼の旅 八方ヶ原編 理由】
髙橋啓介
「相手がプロのレーサーと聞いてオレがガチガチに入れ込み過ぎてたんだ。あのまま走っても良い結果は出ない…兄貴もそう考えたんだろ?」
髙橋涼介
「それもあるけど、本当の所はちょっと違う。Dの活動の中で公道最速理論の完成の為に全く違う2つのアプローチで1つのゴールを目指している、Dに2人のドライバーがいるのはそういう事だ。1人はサーキットで培われたモータースポーツ仕込みのテクニックを公道に応用していく正統派のスタイル、そしてもう1人は、公道純粋培養の公道スペシャリスト、峠という限られたステージを速く走る事に限定した変則的なスタイル…」
髙橋涼介
「わかるか啓介、今回の相手は正統派だ、それもとびっきりのな。走りの質の問題だ、プロに勝てるチャンスはそこにしか無い」
史浩
「それならそうと初めから言っておいてくれればオレ達あんなに混乱しないで済んだのに…」
髙橋涼介
「それは謝るけど史浩、本当に混乱しているのは東堂塾の方なんだぜ!」
舘智幸
「どこまで付き合うかこのハチロクに。こんな所にオレの求めている答えが無い事はやる前からわかりきっていた事だ。そんなに長くは付き合えないゼ、こちらにもプロの体面てのがあるからな」
須藤京一
「涼介、なぜオレの忠告を無視してまでハチロクに拘る?」
岩城誠治
「突っ込んで来るぞ4連スネークヘアピンに」
【聖地巡礼の旅 八方ヶ原編 消えるライン】
岩城誠治
「何だありゃ?秋名のハチロクがあんな呆気なく!」
須藤京一
「サーキットのレースでもよく使われる高等技術の追い抜きなんだ。プロ同士でも上手く決れば絶対に防げないタイミングってのがあるらしいからな」
須藤京一
「それだけサーキットに近い条件が揃っているって事か」
舘智幸
「この橋の手前でこのコースの最高速を記録する。橋を渡ればその先はキツイ上りの第4セクション!一気に引き離してジ・エンドだ。シロウトにしてはまぁまぁだったな」
藤原拓海
「この先はパワーが足りなければついていけない、頼むぞハチロクお前の心臓が頼りだ!」
果たして東堂商会のスペシャルソフトクリームの行方は如何に?
ん?
つづく
著作 製作 しげの秀一
supported by TAKちゃん