N360の#ホンダ・S600・昭和商店・3Dプリント・グレードエンブレム見てみたいに関するカスタム事例
2024年06月17日 06時21分
発端は地元S500オーナーの友人からの依頼です。
ホンダS500の販売時に装着のトランクリッドエンブレムですが,残念ながらアンチモンの為劣化に伴い折れちゃうそうです。
ホンダじゃなくてオンダですね。
そこで3Dプリントでリプロ品製作です。
スキャナーでなく全てデータ化して3DCADにて設計し当時DMMさんのチタンの半額シャンペーンに便乗して初めての金属マテリアルでの製作です。
特徴的な数字部分の小さな凸も再現できオーナーさんからのご評価頂けました。
しかしチタンの為表面がザラザラ感があり純正の様なメッキ処理が出来なかったのがちょっと残念でした。
その後DMMさんにて新たなキャンペーンが開催され何とアルミ/ステンレス材でのプリントが何と74%OFFです。
アルミ/ステンレスなら通常のクロムメッキ処理が出来ます。
試作でプリントして評価し再現性も良く表面質感も滑らかなステンレスを素材に決定です。
3Dプリント後は一般的なクロムメッキを施します。
無事完成です。
ん〜自己満足ですがびっくりの出来上がりで当然特徴的な凸部もバッチリ再現です。
裏面の取付けボスのM3のネジ部も3Dプリントで再現し、取付けのナット/スプリングワッシャー/ワッシャーも当然ステンレス製を奢ります。
HondaS500エンブレム新規製作に伴いもう一つ拘ったのがSportsエンブレムの製作です。
1962年ホンダは4輪車業界の進出を目指し東京モーターショーにホンダスポーツカーの原点であるホンダスポーツ360を出品しましたが市販化は断念し同時に出品されていたスポーツ500のみがホンダS500として市販化され、その後S600と引継がれた訳です。
そのトランクリッドに装着されたのがSports360とSports500のエンブレムです。
◇ホンダSports360
幻のSports360ですがホンダさんが何と車体をリプロされました。
エンブレムは何と当時品が装着されているそうで、お願いした所本家本元からのエンブレム情報頂けて完全再現です。
その後の市販のS500以降のエンブレムより拘った断面形状は当時のホンダさんのスポーツ360に対しての並々ならない思い入れを感じますね。
残念ながら市販はされてないですが私のN360TypeSにはギリギリ取付けOK頂けるかな?
◇ホンダSports500
スポーツ360と同時にモーターショーで展示されたホンダスポーツ500のエンブレムです。
車名がスポーツ500からS500に市販時に変更され正にモーターショー展示車のみの装着の様です。
残念ながら詳しい情報は少なく僅かな情報から私のイメージを加味して設計して見ました。
出来上がりはS500オーナーさんからの納得を頂けました。
何とS500オーナーさんは早速装着して頂けた様で気分で交換して楽しんで頂ける様です。
S600エンブレムも製作しフルセット完成です。
昭和商店にて販売も開始しますので興味のある方はご連絡下さい。
p.s.ちょっと悪ノリで“Sports500”エンブレムもアリかも知れませんね♪