スカイラインのNISSAN SKYLINE R34・R34生誕祭に関するカスタム事例

NISSAN SKYLINE R34 26th anniversary minor change 2000.8.28
2doors sports-coupe / 4doors sports-sedan

SKYLINE for driving pleasure, since 1957

1957年4月、東京日比谷の宝塚劇場で発表された一台の自動車は、モータリゼーションの黎明期にもかかわらず斬新なアイデアと高度なメカニズムに富み来るべきマイカー時代を、またその先の”車を運転するよろこび=ドライビング・プレジャー “という価値を予見していました。誕生から43年。スカイラインは時代とともに最新のテクノロジーとエンジニア達の特別な情熱で熟成され、世代を重ねる度に常に大きな期待を受けて進化を遂げてきました。その事実は、輝かしいレーシングフィールドでの栄光と多くのファンの脳裏に描かれた熱い記憶が証明するはずです。ライフスタイルの多様化から車種ラインナップの変化が進む今日、スカイラインほどストイックなまでに自分の道を進んできた自動車は非常に希です。スポーツ・ドライビングとグランドツーリングカーの性を合わせた走りの楽しさという、その個性こそが“スカイラインらしさ”として受け入れられてきたと思います。サーキットで無敵とされた血統を持つ圧的な存在感、磨き続けてきた運動神経そして日本で初めて“GT“の称号が与えられたクルマ、スカイライン。これから綴られるのは、スカイラインのドライビングプレジャーへの最新の回答。そして、あなたに描かれることになる記憶への鮮烈なプロローグです。
www.nissan.co.jp/SKYLINE/

言葉はいらない。語る必要がない。

存在感。目を閉じても感じられるか。

選べる道は、いくつもあった。が、

2doors
sports-coupe
クルマに必要なのは、速さだけではない。実用性だけでも物足りない。ましてや、 “2ドア スポーツ・クーペ”と名乗る以上、ドライビング・プレジャーというエッセンスは絶対に欠かせない。スポーツドライビングの感動、そしてグランドツーリングの達成感。
この性能こそが、スカイラインの個性であり、人格です。

4doors
sports-sedan
「速いハコ」、「スカG」などニックネームには事欠くことはない“4ドア スポーツ・セダン”。
クルマでスポーツすることの楽しさや憧れを抱かせてくれたスカイライン。
クルマを心から愛する人へ、走りにこだわりを持つ人へ。
いつの時代も、新しいスカイラインは最高のスカイラインです。

スカイライン、と聞いて、何を連想するだろう。

そして、自由のために加速する。

後ろ姿に人格を持つクルマは、少ない。

優しくあること。強くあり続けること。

憧れる。憧れられる。二文字だけの違いだが。

スカイラインの場合、運転はインドアスポーツでもある。

ここは、五感を解放する特別な空間。

そのボディは、常にクールであり続ける。

Driving body&chassis
走りのためのボディ&シャシー

スカイラインを操る感動。それは、ドライビング・ボディという言葉を使って簡単に説明できます。まずあなたがこのクルマに乗り込むとき、ドアを閉めた瞬間に頼もしさを感じることでしょう。そしてほんの数十メートル走らせただけで、スカイラインが驚くほど素直に走ること、つまり、ステアリングを切ったときの軽快感や路面のショックをしなやかにいなす動作に、歓びを感じていただけるはずです。ドライバーの意思に瞬時に反応し、意に反する動きをしない走り。そして、どの瞬間にもマナーを乱すことなく、クルマの挙動が手の内にある感覚が得られる、本物の“人・車一体感”を実現するために求めた性能、それが「ドライビング・ボディ」なのです。

そのボディは、常にクールであり続ける。

私たちが求めた意のままの走りという性能。これを実現するために私たちが着目したのはボディ剛性でした。スカイラインは、まず走りのなかでボディが果たす役割を多角的に検証。その結果サスペンションからの入力を効率よくボディに伝えることに鍵があることを突き止め、ボディ全体の剛性をバランスよくアップさせました。その上で重点的にサスペンション取付部の強化を行い、フロント/ リヤマルチリンクサスペンションの高度なポテンシャルを一層引き出すことに成功。操舵に対するリニアな応答性、軽快なステアリングフィール、そしてダンピングの効いた剛性感あふれる乗り心地を得ています。同時にショックアブソーバー減衰力の最適化や綿密なトーコントロールによる走行安定性の向上などサスペンション自体の性能も熟成を図っています。また、前輪に加えて後輪も操舵し特に高速走行時の安定性を高めるメカニズム“電動SUPER HICAS”搭載車も設定。スカイラインはドライビングプレジャーという価値観をさらに高めるために、まずボディバランスを徹底的に鍛え上げたのです。

Driving powertrain
楽しさのための動力性能

ステアリングを操作し、クルマがイメージに沿ってごく自然にトレースする瞬間や、ドライバーが思い描いた以上の加速が得られたとき、あなたは歓びを感じることでしょう。そう、人の感覚とは不思議なことに左右方向の挙動は思い通りに、前後方向の動きは期待以上のものを求めるのです。クルマとより緊密な関係になるために、アクセルを開ける。ギヤを選択する。そして舵を切る。パワフルなエンジンや自然なハンドリングはまさにその楽しさをより高めてくれる大切なファクター。クルマは両手、両足で思い通りに操ってこそ楽しいのです。スカイラインは、数字で表せる性能だけを追うのではなく、官能的な評価という基準でドライビング・プレジャーを考えます。

タクトによって、旋律は表情を変える。

スカイラインのエキサイティングな走りの象徴、それが6気筒+FRです。6気筒エンジンならではのなめらかなフィーリングは、すべてのエンジンに共通するスカイライン最大の魅力。 RB25DETエンジンにはセラミックターボなどを採用することで、ターボラグを感じることのないまま、高回転域まで力強い上昇感を持続します。特に20N・m (2.0kgm)ものトルクの向上が図られたマニュアルミッション車は、 ショートストローク化や剛性の高められたシフトレバーによって小気味よくダイレクトにシフトチェンジが決まり、ドライバーの感性をよりリニアに表現します。また、驚くほど簡単にシフトチェンジが行えるデュアルマチックM-ATXも搭載。指先の操作だけで変速が行えるステアリングスイッチとシフトレバーの両方で気軽にギヤが選べます。さらに、マニュアルモー ドでは変速の楽しさを一層高めるためにクイックな変速レスポンスを実現し、各ギヤを高回転まで使い切ることができるセッティングとしています。ファンな走りを支えるテクノロジーについても少し触れておきましょう。発進・加速時にドライバーの精神的負担を減らすTCSや左右駆動輪の差動を制限しパワーを路面にスムーズに伝達するLSD(リミテッドスリップデフ)、走行状況に応じて0:100のFRから 50:50のリジッド4WDまで無段階にトルクを配分するATTESA E-TSも設定車を用意。スカイラインはドライバーの意思を忠実に表現するために、走りの性能を磨き続けています。

Driving cockpit
意のままに操るための運転席

スポーツセダン/クーペと名乗るクルマである以上、ドライバーがドアを開けた瞬間から走りへのときめきが感じられなければならないと私たちは考えます。そこに求めたのは、心を落ち着かせることよりも心を昂揚させる演出であり、体に活気を与える快さ。シートに腰を沈め、自然と視野に入る情報計器類や、あらゆる運転動作が最小限の動きで行える操作系は、「スポーツインテリア」というコンセプトのもと開発されました。何よりも、ドライバーが走りたくなる空間であること。それがスカイラインが求めたコックピット像です。

イマジネーションが広がる空間であること。

人を運ぶための快適より、ドライバーが心から楽しめる“快感”をどうパッケージするか。

スカイラインには他のクルマとは一線を画す新しい価値観があります。すべての計器類・操作系はドライバーが使いやすいようレイアウトされ、しかも心地よい適度なタイト感を生み出す運転席まわりの立体的な造形は、まるでドライバーをロングドライブへと誘うかのようです。スカイラインとドライバーが大切なスキンシップをとるステアリングやシフトノブにはしっとりと肌になじむ本革巻を採用。さらに、足元のアルミスポーツペダルは、スポーツドライビングのためにも、雰囲気づくりにも大切なアイテムです。シートはサポート性を第一に考え、腰・肩をしっかりと支える深いバケット形状。シートバックは腰椎・骨盤複合支持構造によりロングドライブでの疲労を最小限に抑えます。また、日本で初めてGT =グランドツーリングと名乗ったスカイラインらしく、スポーツカーとしての走りの楽しさと、ロングドライブでも余裕ある居住性・実用性を高い次元でパッケージング。例えばトランク容量はセダンで423ℓ、クーペで316ℓ(VDA方式)と大きな余裕です。GTという言葉は、まさにスカイラインの進化とともに意味を深めてきたと言っても過言ではありません。

Safety active
高性能が生み出す安全性能

スカイラインは、意のままの走りを追求することで、ドライバーが自由に心を解き放てる走りを目指してきました。そのスカイライン自身の高度な運動性能が、事故を未然に防ぐための安全性能に大きく役立っています。世界最高水準の性能とするために徹底的に磨いたブレーキ性能は、まさにその一例。また配光特性にすぐれたC.S.R.ハロゲンヘッドランプやキセノンヘッドランプを装備するなど、運転情報の約90%が得られる視界からの情報精度も高めています。スカイラインは「トリプルセーフティ」という考え方のもと、ドライバーが自在にクルマを制御できる性能 「コントロールセーフティ」、そして危険を的確に察知できる性能「インフォメーションセーフティ」をさらに深めています。

予知性能と、リアル・パフォーマンス。

スカイラインの場合、安全をまずコントロールセーフティ性能から語ります。クルマを的確にコントロールして危険を回避する能力を高めるために、すぐれたボディバランスのほか、放熱効果の高い4輪ベンチレーテッドディスクブレーキを採用。さらに25GT TURBO・25GT-Vには4輪ともアルミキャリパー対向ピストンブレーキを搭載し制動力の強化を図っています。また、タイヤのロックを起こりにくくするABS(アンチロックブレーキシステム)とその効果を一層高めるブレーキアシストを装備し、ブレーキングやステアリング操作による障害物回避の能力を高めています。もちろん、危険回避を行うためには、ドライバーが素早く危険を察知しなければなりません。スカイラインは、広いガラスエリアやヘッドライトの照射範囲を最適化したハロゲンヘッドランプ、自然光に近くより明るいキセノンヘッドランプを採用。リヤ間けつ式ワイパーや後続車に減速の意思を強く伝えるハイマウントストップランプ等も装備しています。まず、危険を避ける性能に磨きをかける。それがスカイラインの安全性能です。

Safety passive
安心を支える安全基準

どんなに安全運転を心がけていても、どうしても危険を避けきれない場合があります。
万一の衝突時、キャビン内の変形を最小限に抑えるゾーン構造や受ける衝撃を軽減するSRSエアバッグシステムなど先進の安全装備を搭載。「インパクトセーフティ」にも高い技術を惜しみなく投入しています。クルマに対し深い信頼感がなければ、運転を心から楽しむことなど到底できません。スカイラインはこのことをよく理解しています。どなたにでも起こりうるもしもの時に、ドライバーやパッセンジャーを保護する性能。スポーツセダン/クーペと名乗る以上、その性能は責任と考えています

スカイラインが採用する独創の安全性能、それがゾーンボディです。クルマの前後方向の衝撃を効果的に吸収する“クラッシャブルゾーン” とドライバーやパッセンジャーの生存空間(セーフティゾーン)を確保する高強度キャビンが、万一の衝突に備えます。また、横方向の衝突安全対策にも抜かりはありません。ドアの内部にはサイドドアビームが備わり、しっかりとキャビンを保護。これらは世界各国で導入されている側面衝突安全基準に適合しています。さらに、運転席と助手席にはSRSエアバッグシステムを標準装備。正面からの衝突などの際には瞬時に膨張し乗員を保護します。また、前席には衝突時にベルトのたるみを巻き取り、乗員の拘束を早めるとともに、乗員の体にかかる衝撃を緩和させるロードリミッター付プリテンショナーシートベルトを装備。さらに側面衝突の際にはサイドウインドウやピラーと乗員の衝突を緩和するSRSサイドエアバッグシステムを全車にオプション設定しています。スカイラインのパッシブセーフティはリヤシートにも注意が払われます。 後席シートベルトはチャイルドシート固定機構 (左右2席)が付いたELR式3点シートベルトを設定。スポーティカーとして、そしてGTとして、大きな安心とともにドライブが楽しめるように、いま考えうる最新の安全性を装備しています。

Ecology
スカイラインであり続けるための環境性能

ドライビングプレジャーを求めるクルマだからこそ、スカイラインは環境との調和を求めます。 たとえば、地球環境にやさしいクリーンなエンジンの開発や「環境への配慮と気持ちのいい走りの両立」をコンセプトに、樹脂部品などにリサイクルしやすい材料を積極的に使用しています。また、新しい室内快適性能「インナーグリーン」という考え方のもと、室内に取り込まれる空気の浄化装置や抗菌仕様、UVカット断熱グリーンガラスを設定しています。スカイラインと、あなたと、そして地球環境がともに幸せでいられるように、最新の技術で環境を考えています。

ナチュラルな関係。人とも、自然とも。

21世紀を見つめた環境と走りの調和をテーマに、 スカイラインは排出ガスによる大気の影響を抑 えたエンジンやオゾンセーフフルオートエアコンを設定しています。また、室内環境を高めるために車外からのほこりや花粉、粉塵などを除去するクリーンフィルターや手に触れる部位に雑菌の繁殖を抑える抗菌仕様、日焼けの原因となる紫外線を約9割カットするプライバシーガラスなどを設定。乗員の快適を新たなアプローチから考えています。さらに、ニッサン・グリーンプログラムの一環としてスカイラインは数々の環境への配慮を行っています。具体的には、燃費を向上させCO2の排出を低減する[地球温暖化の防止]や、リサイクル可能率 90%(重量ベース)を達成する [リサイクル]、そしてラジエーターや燃料タンクに鉛を一切使用しない等による [鉛の低減]への取り組みなど。スカイラインは、スカイラインであり続けるための道を知っています。

「マイナス55ミリ-プラス50ミリ魔力」

♪10cc I'm Not in Love