MR2のGTウイング適正化に関するカスタム事例
2023年03月23日 06時56分
南信州の辺境に暮らす、自称「南信州某地区一のMR2使い」です(笑) MR2には1型、3型と乗り継ぎMR2歴も34年目に突入しました。 今の3型GTは'94年から、エコカー補助金、割増税率の逆風と嫁さんからの廃車圧力に耐えながら維持してきました(笑) MR2GTとシエンタの2台体制の維持に苦労しつつも、最後のMR2オーナーを目指し、また理想のMR2GT完成のため頑張っています。
たまにはCAR TUNEらしく…(笑)
MR2GTに安心して乗るためにGTウイングの適正化を施しました。
主な改修点はウイングの切断と、翼端板の新規作製です。
GTウイングはウイング部の最側端がボディの最も外側から左右それぞれ165mm以上内側に収まっている必要があり、ギリギリでは「検問で揉める」と思い、165mmの規定より少し余裕を持たせる数値でカットしました。
カットしたら翼端板を留めるネジ山が無くなってしまい、M10のタップを買ってネジ山を作る羽目に…。
MR2は最大幅が前フェンダーなので、出来ればリアフェンダー側にフロント以上のボリュームが欲しかったです。
翼端板はアルミだと対人衝突時に不安があり、塩化ビニールでは強度に不安があったのでポリカーボネートで作製する事にしました。
ポリカの厚みは3mmにしました。
ポリカは丈夫な割に柔らかい材質なので、アルミよりは加工がしやすかったです。
規定では「全てのRが半径5mm以上でなければならない」との事なので、平面的な角は5R以上にしました。
加工したパネルにカーボン柄シートを貼りました。
最近はカー用品店でカッティングシートを売って無いので、ダイソーのカーボン柄シートを貼りました。
しかし実際に取り付けてみると、翼端板がリアバンパーからハミ出ている事が判明、翼端板の後端部をカットして規定内に収めました…カーボン柄シートは無駄になりましたが100円で助かりました(笑)
でも材質が樹脂なので夏になると反ったり膨張する可能性があり、カーボン柄がシワにならないか不安ですが、今更なので上手く行く事を願うのみです。
写真を撮らなかったので正月に作製した物の写真で申し訳ないが、翼端板の周囲に溝ゴムを巻きました。
先程「全ての角は半径5mm以上のRでなければならない」と書きましたが、厚みも半径5mm以上のRでなければならないのですが板厚が3mmしかなく、その時は「60ショア以下の硬さにしなければならない」とあるので、エッジに溝ゴムを巻いてカバーする事にしました。
ネットで色々調べてみましたが、これで車検に通った例もあるのでゴムを巻けば合法仕様になるようです。
溝ゴムはスーパーXで接着してゴムが翼端板から外れないようにしました。
この写真のバージョンは平面部にもゴム板を貼りつけて、見える部分は全て60ショアと言うものですが、60ショアはエッジ部だけで良いとの事なのでボツになった物です。
更に黒のシリコンコーキングで翼端板とゴムの境目に防水処理を施しました。
この接着剤とコーキングが夏に熱くなったゴムの膨張を抑えてくれると信じたいです。
最後にTRDのイグイップメントステッカーを貼って完成です。
ウィングの全幅を切詰めたので側端から165mm以上内側になっているし、翼端板がリアバンパーからハミ出ていないので、これでGTウィングに関しては問題解決したと思いたい。