スカイラインのR31スカイライン・スピードメーター補正・タコメーター補正・ズレが気になるお年頃・メーター修理に関するカスタム事例
2023年08月18日 20時29分
こんにちは ヨカモトです 京都でGTS-Rを普段使いしています 31オーナーさんと情報共有する為に作りました! あまり投稿出来ないかも知れませんが宜しくお願い致します🙇
※2023年8月29日 追記有り
皆さんこんばんは
社会人の方々はもう夏休みという概念があったりなかったりしますが夏といえば自由研究ですよね
てことでオーナー歴そろそろ7年が経とうとしてますが初めて触れることが判明した部分があり、共有しておこうかと!!
※これにより壊れたなどのクレームは一切受けません!完全自己責任で宜しくお願い致します!
まずは31を運転する上で必ず目に入るものがあります
そうメーターですね
旧車故にメーターの精度は良くはなく、特に後付タコメーターやスピードメーターを付けてる方々は誤差が出る! GPSの速度と違いすぎる
などあると思います
こちら、自己責任で(大事なことなので二回言いました)校正することが出来ます
条件は後付のタコメーターとスピードメーターを付けてることです
付けないと調整作業の精度の確認が出来ません!
まずはタコメーターです
よくデフィをつけると回転数に違いがあって「純正タコメーターの方が回転が高い!」となる部分ですが、シルビアなどのモデルだと裏に可変抵抗があり回せば調整出来るんですが31のメーターにはないように見えます…が
ちゃんとあります可変抵抗の部品!
裏面です
タコメーターが故障して針が変な回転数を指す場合は全てのはんだを溶かして下さいね それでも治らないなら真ん中2つのナットで止まってるところが汚れてたり白錆になってないかチェックです ここ錆びてると変な動きになります サイズの合うナットとワッシャーを用意して清掃して取り付けてみて下さい 大半はこれで治ります
基盤の裏に穴があります この奥がプラスドライバーで回せる可変抵抗になっております
左右に回すと指す回転数が変わります ただし可変抵抗になるので回転の上昇の具合も変わってしまいまして、アイドリングで合わせても回す分だけズレる、といったことになります
なので、回転数を合わせるのも大事ですが回転の上昇に対する表示のズレもちゃんとチェックしましょう!
回転の上昇に対してのズレがないけどアイドリング回転がズレる時はこうしましょう
針をクイッと軸から物理的にズラして回転数を高い方に持っていったりしてください(笑
僕はこの作業によりデフィとマルチチェッカーの回転数と同調するレベルまで調整することが出来ました✌️
根気とガソリンが必要な作業ですが気になる人はズレを直してみると運転に余計なストレスを感じなくて済みます(笑
お次はスピードメーターです
こちらはよくタイヤサイズや個体差によって速度誤差が出る31が多い傾向があります
自分は過去にメーターケーブル先のミッションにささっているドリブンギヤで調整したりしていましたがファイナルギヤに対して違うギヤを付けると誤差は消えてもトリップメーターが狂うことになるのでどうにかならんか?と思っていました
裏面です
裏にある銀色の丸いマグネットが回る部品がありまして、こちらを触ります!
方法はかなりアナログで、この作業の前に必ず自分のミッションのギヤ比、ファイナルギヤ比をチェックし、検索サイトでギヤ比計算ツールなどを用いて何速で何km/h出るかを絶対に確認してください!
世にありふれてる31は大体ファイナル4.3なので4速直結で1500rpmで約40km 2000rpmで約52kmです
例として60kmの時に70kmでてしまうメーターがあるとします
銀色の部品の内側の銅色の部品が針に連動して動きます ので70km出てしまうのを60kmにズラすには銅色の部分を70kmにしてから指で動かないように押さえて
物理的に目的の速度に合うように回します(笑
チチチという音が出ながら軸がズレて回ります 針を抜かずに調整出来ますがこれをすることにより不具合が出るかも知れません 今のところは不具合は確認出来ていません(追記 一つ不具合ではないですが注意点が出てきました最後に記載しております)
校正は自己責任で宜しくお願い致します
これで60kmの時に60kmを指すメーターになりました👍
後はメーターを付けて本当に速度通りを指すかを最終確認してから戻して下さい! ここも根気とガソリンが必要な作業です 何回も外しては取り付けてを繰り返す為メーターケーブルのプラを割らないように慎重に作業してくださいね
ケーブル刺さらない時はスピードメーターユニットを外して銀色の部分を回せば刺さる部分が動きますのでケーブルのプラ部分との向きか合わせられます そのまま無理矢理さすと絶対に割れます 気をつけて!!
最後に元に戻して完成です!
インパルのメーターやないかい!ってのは突っ込まないで下さい(笑
スピードメーターを合わせるのは出来れば40kmと100kmでやるのがオススメです
なぜかというと、日本には車検制度がある為、測定条件の40kmには合わせておかないと車検不適合になる恐れがあるのでここは40kmは絶対条件で合わせましょう
100kmは高速でよく使う速度域なので高速乗る人はチェックしておきましょう
それと、この作業をしても高速域のズレがどうしても気になる!という状況になるときはケーブル先のミッションに刺さっているドリブンギヤをファイナルの数字が大きいタイプの物(歯数が多くなる物)を使って高速域のズレを小さくしてください ただしトリップメーターの精度はガタ落ちになるので燃費計算が狂いますのでその点は注意です
長々とした文書お疲れ様でした(笑
気になる方は是非やってみて下さい!☺
※追記分です
スピードメーター校正で一番問題になる点が発覚したので共有しておきます。
ずらしたら銅色の部品の切り欠きの位置が変わるのですが、どうも100kmキンコンのタイミングはここで決まってるようです 切り欠きが接点に当たって接点を付けてキンコンの鳴らす信号回路になってると思われます。
のでずらしたらキンコンのなる速度が変わります 速度タイミング変えるのが嫌だ!って人はこの校正方法はオススメ出来ません。
画像詳細
切り欠きが接点を押すとこちらの部品が引っ付いて導通する形です。