ランサーエボリューションのエアダクト取り付けに関するカスタム事例
2018年07月28日 08時49分
たかが穴…されど穴…
ボンネット、フェンダー、リアバンパーとあちらこちらで穴を開けています。
もちろん、無意味な事はしないので、空気や熱滞留する箇所や、整流効果を狙っている所等々、それぞれ効果を狙っての事です。
穴を開けた箇所の中には、波付きダクトを設ける事で、ダクト天辺部分で空気がダクトから離れる際に、空気渦が発生して負圧状態を作り出し、その負圧でダクトからの空気を引き出す形で、自然排出以上に効果を発揮させます。
純正ボンネットの裏側。
元々存在する純正ダクトは、インタークーラーやラジエター、エキマニの熱を逃がし、奥のダクトはエンジン本体の熱や、手前のダクトで排出出来なかった空気を逃がす目的。
かつ純正ダクト上面に、TETRX社製フードスクープを装着する事で、ダクトと同様の効果があり、また冷却効果も得られ、実際水温が装着前後で3℃差がありました。
そして左右のCTAダクトは、空気排出時に上記の事柄を利用して、ダウンフォースを発生させるのが目的です。
フロントフェンダー上部の穴。
こちらは、主にフロントバンパーから流入した空気と、タイヤ回転による回転流が丁度ぶつかり合うところを狙って、空気排出を促すために設けていて、ダクトで塞ぐ事で、空気渦による負圧で排出効果を高め、大型ゴミの排出防止を行なっている。
フロントフェンダー後方の穴。
タイヤ回転による回転流で上がった空気を逃すのが目的で、構造の関係により、ダクトは設けずにアルミ網による、大型ゴミの排出防止を行なっています。
リアバンパーの穴。
こちらは、リアディフューザーから上がって入る空気が、リアバンパーで滞留(パラシュート効果)しないようにするための穴です。
最大限大きく開けたので、アルミ網を付けて、ゴミの排出防止や視覚的効果の狙いがあります。