コロナのガソリンタンク・ドレンコック・爆発・新聞見出し・トップニュースに関するカスタム事例
2022年06月19日 22時19分
訪問出来なくてすみません。 一度も僕から訪問してない方、 フォローを外すことをご遠慮なくお願いします。 ジャンルは旧車、ピックアップトラック、鈑金塗装が好きです。
「旧車レストアを謳い
ガソリンタンクを溶接修理し爆発!」
明日の朝刊の見出し。
…
ガソリンタンクの
ドレインコック外し。
コレが外れなければ
中の洗い油が全量抜けないし
先に進めない。
何日も四苦八苦してました。
日曜日の夕方
外れました、と言っても
この昭和38年式トヨペットコロナの修理での
最大の難関でした。
…
トルクスレンチ!?
測れば20ミリ位でT90というやつ?
何日もネットやモノタロで探していました。
よくよく見るとトルクスは6角。
現物を見ると8角!?
全く違うやん!
町のトヨタの整備工場へ行っても
絶対無いだろなぁ。
うちの平成初期のランクルでも
ボルトだし。
まあ、昭和38年当時は
簡単にガソリンが抜けないようにとの
対策、配慮だったんだろうな。
これ
豊田市の本社まで行けば何とかしてもらえるかな?
またはトヨタ博物館で聞くとか。
豊田市か名古屋市
…
遠い。
いろいろ考えた末
作ろっか、レンチ。
平鉄を8角に。
溶接して削って合わせてみて
溶接して削って合わせてみて
溶接して削ってあわせてみて
溶接して削って合わせてみて…
何か天才…。
平鉄より鉄の塊から削り出した方が早かった?
自負も束の間。
相当固着していて
これを長い鉄骨に溶接していても
すぐ舐めてしまう。
精度が低いんだね。
粗悪なドライバーと同じ感覚。
ビスを舐めて回る感じ。
きゅっと密着してないんだね。
違うやり方で
ボルトを削って星形8角に削ったものも
作ってみたけど
全くダメ…。
…
何日か悩んだ末、
あ…!
4角でもいいやん!
と気がついた。
削って合わせて
削って合わせて
…
それでもやはり舐めてしまう。
このボルトは鋳物で溶接では付かないから
隙間を溶接で埋めようか。
ガソリンタンクに溶接!
最終手段、命を掛けよう!
悪魔に命を授けよう!
…
高校は化学科だったけど
殆ど寝てた。
でも
ガソリンが燃えることは知ってる。
暗闇で単車のキャップを外したガソリンタンクに
ライターの明かりで残量を覗く行為を
心底 笑うコトが出来る。
見た経験はないけど爆発することも知っている。
で、
ガソリンタンクのコックに鉄棒を直接溶接…。
とは!高校で習ったコトの悪い例ではないか!
ここで爆発すれば相当笑われる。
それは覚悟した。
体が吹っ飛べばここまでの運命かな…
と、その覚悟も決めた。
タンクを整備工場へ持って行き
外す依頼をすることは、なぜか毛頭なかった。
爆発を最小限に留めるには…。
いろいろ考え、対策を施し
運をこの38年式コロナと“天”に任せた。
今までも何とかなったし。
皆さん、今までありがとう!
それから
完成出来なくてごめんな〜〜!!!
ばちばちばちぃ〜!(ここで溶接の擬音)
…
…
まだ見ぬ
終戦を迎えたロシア、ウクライナ戦
のような清々しい気持ちで
…成功はした。
が
人には言えない今回の行為だった。
まして高校は化学科…。
裏の畑に出来てた蜂の巣
この蜂に刺されてた方が
まだ生きていく上では安全で恥ずかしくない掛け
だったかもしれない。
最終、このモンキーレンチで
外れた次第でして…
命を掛けたお陰でやっと
最初の写真に辿り着いた訳なんです。
タンクの下に敷いたレクサスの記事が
虚しくならなくて本当によかった!