MAZDA2のトーションビーム・コンプライアンスブッシュ・硬度選択・キャンバー・トー変化に関するカスタム事例
2023年02月20日 19時26分
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先日の走行会の記録。
写真ではわかり難いのですが、こちらはフロントのタイヤ。
キャンバーは控え目ですが、まだデフも装備していないので切り込むメリットが低く、舵角は浅いので今のところ足りている感じ。
無駄に角を消耗する事なく、内から外まで均等に接地出来ていますね。
機械式デフを装備したらもうちょいキャンバーを寝かせます(笑)
対してこちらはリアのタイヤですが、無意識にリアを使って曲げているのかフロントより摩耗が早い💦
キャンバーが足りてないって言う人もいますが、先日降りているトーションビームの構造を初めて見て気付いた事があるんですがね。
ナチュラルキャンバーが控え目でも、荷重が掛かるとそれなりに対地キャンバーが付く。
問題なのは、考えている以上に旋回中のトー変化が大きい事でしょうか。(恐らくこれが時々発生する不快な横揺れの原因)
アームのブッシュを固めれば、ダブルウィッシュボーンなどで言うところのトーコンブッシュを固めるのと同じで、トーコレクトは抑えられてコントロール性が良くなる代わりにグリップは低下する。
構造上アライメント調整が出来ないトーションビームでは、コンプライアンストーインに期待したいところだけど、過剰だと余計な抵抗を生む事にもなるので、期待通りのトー変化の範囲内で止まる様にブッシュ硬度のシビアな選択が必要なのかな?と。
機械式デフを付けてしまえば、ガチッと固めて引きずり回すって方向でも良いのかもしれないけど、はたしてそれでアクセルが踏めるのかな?
社外品だとガッチガチのブッシュしか選択肢がなさそうだけど、こう言う部分こそマツダスピードやオートエクゼのブランドに期待したいところ。