レヴォーグのPROVA・スーパーオートバックス・サンシャイン神戸・SSECUに関するカスタム事例
2023年03月28日 08時03分
めちゃ長文です。(^◇^;)
先日投稿した3/11〜12のサンシャイン神戸のスーパーオートバックスのイベント。
このイベントでの本命は実はこれでした。
プローバSSECUのインストール。
やっと導入できました。
さて、肝心のレビューですが、インストールした時点で一旦学習リセットがかかります。
なので、正直なところ、インストール直後は実際のアクセル開度と車側の認識にズレがある感じで「んん?!」みたいな感じでしたが、しばらく走っているうちに違和感はなくなり、いよいよ本領発揮。
アクセル開度20%くらいで回転数2000前後での加速時でブーストは0.3〜0.4はかかるようになりました。
この回転数からここまでブーストしてくれると、出足はかなり楽で気持ちよくなりました。
また、中速からの中間加速での力強さも体感レベルでパワフルになって伸びが良くなっています。
また、当たり前ですが、ブーストだけでなく、それに合わせて点火、噴射タイミングなども変更されていますので、無理してる感がありません。
さて、インストールの前後の変化として
「劇的」
に変わるか?!
といえば、私の感想は良い意味で
「否」
です。
これをインストールしたからといってスポーツエンジンに生まれ変わる?なんてことはないんじゃ無いかなと。
あくまでも、普段使いの領域のドライバリティの向上に主眼を置いたプログラムと感じました。
もともと、このエンジンデビュー当時の位置付けが確かNA2.5クラスと同等の動力性能を謳っていたかと思いますが、まさにその表現どおりのスペックになったのでは?!という感じ。
なので、ノーマルのアクセル踏み込んでワンテンポおいてからのターボが効いて「ぐぁ!」みたいな加速ではなく、踏量に比例した素直な加速感という感じで、逆にターボ車的な感覚は薄くなったような気もします。
実は、ここが結構大切なポイントと感じていて、例えばお店から右折で本線合流や交差点での右折待ちからの右折実行する時などのシチュエーションで、今までなら、ついついグッと踏み込んで右折終わりかけでターボがグググっと効きはじめ慌ててアクセルオフという事がありました(私が下手(⌒-⌒; ))が、それがなくなりました。
実際にプローバさんも最大パワー自体は8〜9%くらいの上昇に抑えているとのことでしたし。
ここは、プローバさんとしての味付けなんでしょう。
特に私の場合、インストール前にインタークーラーの圧損低減加工やインダクションホース、強化ブローオフ等を装着して、レスポンスは向上していたことも「激変」と感じなかった一因ではあると思います。
とはいえ、高速での合流や定速からの再加速での力強さや伸びは今までの比ではありません。
まさに排気量アップしたようなトルク感を体感できます。
これは、耐久性や使いやすさを考慮すれば、とても良い味付けかなと思います。
もちろんIはIでSはSでそれぞれ書き換えてるとのことですので、単純にプログラム全体を底上げしたとかではないとのことでした。
FB16DITの弱点を上手く補正してくれてるなと感じます。
さらに、マフラー出口の汚れが減った気がします。
これも、インストールによる燃調の改善が影響しているのかな、と感じています。
また、これもみなさんが不満を感じている部分と思いますが、ゼロスタートや定速からの加速時に間髪入れずにアクセルをグイッと踏み込んだ時のワンテンポ遅れる感は改善はしていますが解消はしていません。
これは、cvt保護のための制御かなと勝手に思っていますが、致し方ない部分かと。
なので、これまたみなさんもやっていることと思いますが、軽くアクセル踏んで少し車が動き出して(cvtが食い付いて??)からグッと踏み込むと、良い加速するのはご存知の通りですが、上にも書いたとおり、今回のインストールでここからの加速はノーマルとは一味も二味も違う走りを体感できます。
あとは、費用対効果をどうみるか。
私は、まだまだこれから長い付き合いになりますから、やってよかったと思います。
こういったものは、確かに初期投資は安くない部類である一方、消耗パーツではないので長く使えば使うほどコスパは良くなるのかなとも。
正直、早く施工する方が走りが良くなり気分も良いですし、
「ここでもう一伸び欲しいのに!!」というストレスは本当に無くなった感じです。
最後に、メーカー保証が効かなくなる事に心配があると思います。
私もそうでしたが、やはり、この部分は自己責任でしかありません。
チューニングECUは各ショップさんがそれぞれ開発されているのだと思いますが、味付けも様々。
レギュラー仕様からハイオク仕様に変更して、最大パワーも大きく向上させているものもあれば、今回私がインストールしたプローバさんのように、レギュラー仕様のままで、動作の信頼性と車両側の耐久性を大きく損なわない範囲でのドライバリティの向上に主眼を置いたものなど。
ただ、今回自分がインストールしてみて、案ずるより産むが易し・・・
ではないですが、思っていたほどECUチューンって敷居が高いものでもないなと言うのが正直な感想です。
結局、やってみて自分に合わなければ、戻せば良いだけですから・・・もちろん費用はかかりますが、そこは経験代と割り切るしかないなと感じています。
ただし、その時点で車両そのものに回復困難な悪影響が出ない事がとても大切であると思います。
壊れてから、ノーマルに戻しても意味ないですものね。
ドライバリティやパワー、スペックの向上、その一方で、間違いなくノーマルに比べて安全マージンは削がれていると思います。
ただ、その削がれた部分が、ノーマルのままなら30万キロ走れたものがインストールする事で25万キロになってしまう程度のものもあれば、ものによっては10万キロで各部に疲労が出始めるものまで、これも色々だと思うんです。
つまり、今後もどのくらいこの車と付き合うか。
大切な愛車だから、手を入れたいけど、無理させたくない、大事にしたい。
悩みますよね。
出来れば両立したい!
だったら、削がれた安全マージン分をメンテナンスでできるだけ補う。
エンジンオイルをはじめ、cvtフルード、デフオイル、プラグ、etc・・・のこまめな点検と交換。
これも、私はアリなんじゃないかなと考えました。
という事で、今まで以上にメンテナンスには気を使ってあげようと思う次第です。
画像は、悪目立ちせずさりげなくSSECUインストールを主張するエンブレムです。