TREK@鈴菌さんが投稿したアルトワークス・リヤキャリパー・オーバーホール・キャリパーO/H・ha21sに関するカスタム事例
2020年03月31日 15時26分
C系アルト7台(ワークス.R.ハッスル含む) 旧H系ワークス7台、ラパン1台 カプチーノ2台(11・21) 計17台を同時所有中 いわゆる鈴菌で 車歴はスズキばかり35台以上です 趣味で楽しんでます♪(2級G.D整備士+検査員) 旧規格軽とネコが好き、サーキットより峠♪ VIP、族車はごめんなさい ※ 数目的の方はフォローしません 投稿が少ない方や監視目的と思われる方 コメント受けてもレスをしない方 ユーザーを識別できる画像が無い場合は フォローされてもブロックします
日曜のツーリングオフの後
タカさんワークス、ガレージにピットイン
予定してたリヤキャリパー スライドピンの交換を行う予定だったけど
せっかくなので左右リヤキャリパーフルOHに変更
とりあえずサイド機構も含め全部ばらして洗浄
サイドブレーキレバーのベアリング異常無し
ラバーグリスを塗り込み
ベアリングのローラーがない部分を
シリンダー側に向けてから
シャフトダストシールをキャリパーに組む
サイドブレーキレバーの窪みに
グリスをたっぷり入れ
全体にさび止めをかねてグリスを塗布
レバーシャフトを組み込み
シリンダー側からトグルピンを入れ
シャフトの窪みに入れる
サイドスクリューに
ラバーグリスを塗布したOリングをはめる
このOリングが傷付いたり
Oリングの接するところにキズや錆があると
サイドブレーキレバーの根本から
ブレーキフルードが漏れてくる
スクリュー先端の凹みにグリスをたっぷり入れてから
先にキャリパーに組んだトグルピンが入るようにして
キャリパーに組み込む
その後、スプリングシートの突起を
キャリパーの穴にあわせて入れる
スクリューシャフトを回して角度を合わせる
シリンダー底部のすり鉢より更に一段奥にある溝よりも奥にスプリングシートを納める
ここができてないと
このあとのサークリップがハマらなくなる
スプリングとリテーナーをシャフトに通し
ソケットで上から圧縮
リテーナーがサークリップ溝より奥に入るように位置を調整しながら
サークリップをシリンダーの底の溝に取り付ける
この時シリンダーの真正面からはキャリパーが邪魔で見えないし
ストレートのサークリップペンチは使えないので
90度に曲がった先端長さが50ミリ程度あるサークリップペンチを使う
うまくはまったかどうかは
スマホをキャリパーに入れて撮影すると楽
ちなみにここまで組むと
レバーのリターンスプリングを組まなくても
ゆっくりとだけどレバーが戻るようになる
戻らない場合はスムーズでないので
しっかりとグリスを馴染ませるか
引っ掛かりを治すと
サイドの戻り不良が出なくなる
あとはピストンシールをシリンダーにはめ
ピストンを捻りながら入れ
ダストシールをはめる
スライドピンの両側のOリングにも
ラバーグリスを塗ってはめ
スライドピンにラバーグリスを塗布して
シリンダーにさし込み
ブーツを被せたら完成♪
ちなみにこのブーツは
キャリパーにはまる部分の
内側と外側で厚みが違うので注意
後は車輌に取りつけてエア抜きしたら
オーバーホール完了♪