セリカの修理に関するカスタム事例
2018年03月20日 00時18分
前回、インタークーラーウォーターポンプOHの話を書きました。が、 OH後のポンプを繋いでも動かない… これはネットで良くみるECUの電解コンデンサのパンクによる基板パターン腐食かもしれない、ということで外してみましたが、中は極めて綺麗なまま…。
どこを見ても不良箇所は見当たりません。
途中のリレーも動作確認したので、あとはハーネスくらい。ポンプ取り付け前に単体試験やったけど、モーターの端子に電圧掛けただけで電圧チェック用の回路は見てません。
そこで車載状態でECUを働かせてインタークーラーポンプ周りの信号レベル確認。
するとモータ電圧のチェック端子に電圧が出てない。これはポンプユニット組み立て時か取り付け時に断線させたか、車両側の問題か。
再びクルマの下に潜ってポンプモータの端子電圧を直接測ると、そもそも電圧が来てないことが判明。車両側の問題と確定。
でも、トヨタの修理書にはこのプラス側の回路が上流でどうなっているのかの記述がないんです。で、ネットを当たり、英国のセリカマニアの掲示板に、クーリングファンのヒュージブルリンクが大元だという情報がありました。
これがブロックタイプのヒュージブルリンク。スローブローヒューズとも言います。これがなんと、ディーラーにも部販にもなし。しかも部販で検索しても、30Aを使っている箇所はないと。検索して出ないとどの型のヒューズかも分からないと。でも実車両を改めて見ると、やはりヒューズボックスの蓋には30Aと書いてある。仕方ないので写真で形状確認可能だった楽天で買って交換したところ、バッチリ動きました! しかも送料込みでも部販より安かった!!
結果、4ヶ月ぶりにインタークーラーの水が循環してます。冬だから余り影響ないかもと思ってたけど、直ってみるとやはり加速が良くて滑らかになりました。直って良かったです。