ビアンテの暖かい目で見守って下さい(笑)・小説書いてみた・糞文章・マツダに感謝・マツダしか勝たん!に関するカスタム事例
2023年04月19日 22時56分
「やるべきこと」
車が議員を轢いた。俺はその瞬間を目にしてしまった。
朝10時から始まった演説を最後まで見る予定だった。どうせ帰っても暇だから。演説をしていたのは議員の丸山という者で、かなり大きな力があるらしいが、俺のような一般市民には関係ない。俺らを嘲笑うように議員たちは自分達の良いように政治を行う。俺はそんな政治家たちに呆れていたが、大学で知り合った男に誘われて嫌々聞きに行った。
その男は名前を聞いても答えず、ただ、「俺は人間界に派遣された魔族だ!」
と言うだけだった。
そしてもう演説も終わろうとした午後0時、丸山が轢かれた。シルバーのミニバンだ。かなりスピードが出ていた。現場にたくさん人がきだしたので、
「帰ろうか」
と声をかけた。
俺は車に興味がない。だが自称魔族の男は車に興味津々のようだった。車種も分かっているようなので、帰り際に
「丸山を轢いた車、あんなの見たこと無いが、何か分かるか?」
と聞いてみた。
「あぁ、あれね。マツダのビアンテ。まぁあまり売れてないから、知らない人も多いよ。」
ふうんと返事を返しながら、俺の家に着く。
「じゃあまたな」
とお互い言い合いながら、家に入った。
暇だから早いけどもう寝るか。
そして又一日が終わる。