車狂♪︎さんが投稿した草ヒロ愛好会に関するカスタム事例
2022年02月05日 23時59分
このアカウントでは私が撮影した草ヒロ、所謂廃車体を1日1台紹介しています。 あくまで趣味なので各メーカーさんや車種に特定の意図や不満を持ったものではなく、個人的な主観で書いているため気分を害してしまうこともあるかもしれません。 自動車が本来の用途で使われていないこと、廃棄されていることに対して不愉快に思われる方はご覧にならないことをお勧めします。 また悪戯や盗難防止のため、草ヒロ個体の詳細や所在地等に対するお問い合わせには、如何なる方法でもお答えできませんのでご了承ください。
梅雨前の長野へ〜早朝から日没までの大探索〜(35)
本日の草ヒロ(廃車体)シリーズ
今回は“ホンダ ライフ ステップバン スタンダード VA”です😄
畑が広がる高原の一角、それも道沿いにデンと置かれていたのはN-VANのご先祖様に当たるライフステップバンでした。
ライフステップバンと言えば旧車界隈では今でも人気高い1台で、年式の割に街中で結構目にすることがありますね。
そのせいか、ライフステップバンの不動車といえばマニアのヤードで部品取りになっているか、整備工場でレストア待ちをしているか……仮に草ヒロとしてあってもフロントの部品が外されていることが多いような車種なので、このように完全体で天然草ヒロとなっているのは非常に珍しいと思います。
さて、そんなライフステップバンですが、その名の通り市場からのバンニーズに応える形で1972年に生まれた、ライフの派生車種です。
セミキャブオーバー風の5ドアのボディはライフのシャーシコンポーネントを80%も流用しており、それ以外でも上下分割式のバックドアにはN360のバンモデルであるLN360のもの、フロントグリルやウィンカーレンズにはTN360のものを共通としており、新規のパーツを極力使わないという手法で開発された1台です。
今や当たり前となった軽トールワゴンのパイオニア的存在ですが、乗用車といえば普通車のセダンが王道であった当時は販売不振に陥り、僅か2年で市場から姿を消してしまったのです。
冒頭にも書きましたが、分かりやすく言うと今でいうN-VANにあたる車種です。
小さな車内には荷物がギッシリで今でも物置として使われている様子が伺えます。
しかしよくここまで部品取りされずに残ったものです。
奥に写っているのは我が家の草ヒロ探索号であるエブリイのOEM車である日産クリッパー。
先程ライフステップバンはN-VANのご先祖様とは言ったものの、広く言えば このクリッパーも同じジャンルということで先輩になるという訳ですが、ライフステップバンはそんな進化した後輩を見て何を思うのか・・・。
絵に描いたような長閑な田舎の景色。
ライフステップバンのかわいいのんびりした表情も泣かせます。