ブルーバードシルフィのありがとうに関するカスタム事例
2024年05月07日 15時55分
本投稿は自分の記録として。
見ている筈と信じ
口では上手く纏まらない言葉を綴ります。
5月2日
このシルフィのオーナーである
大好きな祖父が闘病の末
この世を去りました。
思い返せば2月の初旬。
お連れさんとサイゼリヤで晩飯を
食べていたら祖父から一本の電話。
自分と喋った後お連れさんとも話したいと電話を変わり暫く談笑。
GWにでもまた遊びに来い、と。
我々も遊びに行くと約束しました。
その次の日でした。
残業をする私に一本の電話が。
ガンが発覚して札幌に出て来ると。
会社を半休にして宿泊先のルートインから病院まで連れて行きました。
長距離バスで腰を痛めた祖父は乗り込むのが辛そうでしたが
自分の脚で歩いて病院に。念のため車椅子を用意してもらって病室迄行きました。
病院の隣のスーパーが丁度
病棟から見える位置なのが
分かっていた為、
お連れさんの顔見せてあげたいのと
少しでも元気出して欲しくて
向かいました。
電話して窓まで出て来れる?って話したら
数日前車椅子で別れた筈の祖父が普通に
歩いて出て来ていやめっちゃ元気じゃん!ザオリク使ったろ!
ってなったのを良く覚えてます。
手を振っていい笑顔でした。
後から聞いた話ですがこの時自分達が
来てくれたのが嬉しかったみたいで
楽しそうに話してくれていたそう。
その後検査の後の告知やなんだで
数回面会に行き
いつもと変わらず元気に歩いてやって来て、いつもと変わらず喋って。
両膝の人工関節の手術をしようが血栓が見つかろうが
病院がブッたまげる程の回復力で
偉い勢いでリハビリを大幅に巻いて退院して来る凄い人だから、
今回もそんな風であろうと、不安は抱えつつも希望を抱いていました。
そして本院へ転院。大きな手術と治療をする為に。
自分はその頃2級ガソリン整備士の登録試験を控えており、
その事をずっと気にしてくれていて、
試験が終わった頃合いで
どうだった?と連絡をくれて
ぼちぼちでんなぁと。
結果が分かった時には
真っ先に合格の報告を電話しました。
想像より速いスピードで病状が進んでおり
癌とは関係無い
肺が悪くなってしまった祖父は
声が掠れてはいましたが
良かったな。と喜んでくれました。
無論。整備士としてこの資格は取りたくて頑張りましたが何より
応援してくれている祖父に合格を
届けてすこしでも元気になって欲しい
と言う気持ちが
この難関試験の合格に繋がったと
思います。
ただこの時には肺の状況が悪くなり
癌治療は不可能との判断が下されていました
次第に会話も難しくなり、
それでも可能な限り意思の疎通を図り。
少しでも良くなって欲しい、
前程とは行かなくとも
少しでも。
神様にも何度もお願いしに行きました。
お守りも頂いて渡しました。
そのお陰か分かりませんが
一時かなり危険な状態まで行ったにも関わらず落ち着いたどころか
正常値に戻ったと言う事がありました。
普通じゃ有りえない事が起きたんです。
単に祖父の並外れた生命力のおかげかもわかりませんが
人それぞれ価値観が有りますし
特に何かを信仰している訳でもありませんが、
あくまで私個人としては
神社仏閣に関わる全てにおいて、説明の出来ない力は
あると思います。
無論それにより他宗教、信仰を貶す事は有りません。
勿論、元のように元気になって
出迎えてくれたらどれだけ良かったか。
余りにも早かったから普通に病院に行ったらひょっこり歩いてくんじゃ無いかって
気持ちが抜けないわけで
ですが
何かを後悔し始めたらキリがありません。
それは故人に安心して次の旅に行ってもらう為にも。
結果としてこんなに早く次の旅に出てしまいましたが、
最後の方は多くの親戚が来てくれて
我々家族も一杯顔を見に行く事が出来て。
祖父も喜んでいた事と思います。
建設会社社長
消防団副団長
アマチュアカメラマン
多くの顔と多くの趣味を持つ祖父は
昨年秋の叙勲で長きにわたる消防活動を讃えられ、「瑞宝単光章」を授与されました。
消防508人、うち北海道はたったの3人。
これから自分がどんなに徳を積んだって貰えないような勲章です
せいぜい貰えて
「車に金かけすぎの頭パーで章」くらいのもんで 爆笑
多岐にわたる貢献もあって
葬儀には苫前町長を始め道議、市議まで
来て下さいました。
弔電の最初が町長って強すぎでしょうよ
檀家である此方のお寺は
福井県にある曹洞宗 永平寺を大本山に持つお寺。
その開祖となるのが「道元禅師」。
大の本好きで勉強家であった祖父の書斎にあった
一冊の本を見て住職が驚愕。
曹洞宗の全てを語った「道元禅師全集」
だったそう。
しかも見てみると多くの付箋とラインマーカー。
上巻下巻あるこの本は住職の申し出で
受け継いで下さる事になり、祖父もこれには
大層納得している事間違いないでしょう。
祖父が最後まで絶対に肌身離さずしていたこの時計は
自分が受け継ぐ事にしました。
幸いして現代の若者とは思えない時計趣味を持つものでして。
良かったね変わり者の孫で。(ちがうか)
車好きの父親の血と
車好きの祖父の血が入る自分は
言うまでも無く、
この先も止まる事知らずに車好きを加速させて行きます。
変な方向性に行きそうになったら
出て来て止めてよね。
取り敢えずゆっくり休んで。
P.S. ブルにサイドストライプ早速
入れたよwww 許せ!
孫はそう言う奴だよ!諦めろ!😁