360モデナのガレージハウス・紅葉に関するカスタム事例
2023年11月04日 22時30分
車しか趣味がない30代です。雇われ医者です。 家建てました。オマケでガレージも付けました。 5台+1機所有しています。 新型の車がどうしても好きになれない古い男です。 型落ちばかりですが、好きな車ばかり。満足しています。 青春を取り戻している真っ最中ですが、 30代後半、遅れてやってきた青春はかなり楽しいです。
ガレージハウスに関して考察。
最近家沢山建ってますね。
ガレージハウスに関する投稿も多く見受けられます。
これからガレージハウス建てる人は参考にしてください。ガレージハウスのリアルです。
*なお、当方木造平屋で、S友林業で建ててます。家は3回建てないと満足出来ない、と聞いていたので、3回分考えて建てました。なお、ガレージハウスに関してはノウハウが無いとのことで、手探りでの設計、施工になりました。S水でも同じこと言われました。
メーカー以外では簡単にok出ましたが、保証がびっくりするほど短かったのでメーカーにしています。
断っておきますが、家の値段は正直そこまで高くない。(本当です)
ガレージのコンポーネントで、1番高いのは車、
2番目はシャッターです。
うちのはサンワシャッターのエレガノ、2枚使ってますが、取り付け込みで片側200万ほどします。因みに木目調のロール式シャッターは最低でもこのくらいです。
シャッターはオーバースライダーとロール式がありますが、断熱性で言えばオーバースライダーに部があります。木製の商品もありますし、輸入品も多い印象です。
天井を気にされないのであればオーバースライダーもいい選択と思います。あと屋根の形状が許せば。
ガレージの天井の形状でロール式にしましたが、夏のシャッターは内側から触れません。熱いです。遮熱シートを利用していますが、基本的にガレージへの熱の侵入は、シャッターからになります。遮熱対策はしておく必要があります。これは換気扇やエアコンも併せて考慮した方が良い。
床に関しては、正直個人的には天井しか見てなかったせいか、考えてなかったというのが本音でした。
色んなガレージを家を建てるに先だって見学に行きましたが、「天井が低くて圧迫感あるなー」って言うガレージばかりで、床はそこまで気にしていませんでした。
車の高さがあると、そこそこの高さでも天井が低く感じるんです。一方床は、タイル、塗装、コンクリート曝け出し、全てに良さがあります。ジャッキを使いたかったからコンクリートにした、くらいでしょうか?塗装は艶を出せば寿命は持って10年、タイルは壁と合わなかったので、コンクリートのコテ仕上げにしました。これは後述する理由もあります。
圧迫感を軽減するために天井はウッドを張りました。拘りましたが、これはいい選択でした。
シーリングファンも2つカッコいいの付けてますが…まぁ動かしません。これはスタイルですね。
基本的な家の作り方においてガレージはインナーガレージであっても「屋外」です。まともなメーカーでしたらここは譲りません。たとえそこがシャッターで仕切られていたとしても。もちろん内側の塗装も外壁用になります。もちろん壁紙なんてNG出されます。
濡れた車を入れるとタイルの床は湿気て雨天や梅雨時に滑って危険になります。
うちのはコンクリートのコーティングでオイルが染み込まないようにしています。多少こぼした程度ではパークリでokですので、オススメです。
また当然の事ながらガレージ内の照明やエアコン、コンセントは屋外設置用になります。
個人的なおすすめは、照明も車の塗装にダメージを与えないもの、また壁に蓋の出来る穴を開けておいてポータブルエアコンを稼働できる様にすることです。見てきたガレージのエアコンは軒並みカビ臭かったですし、何より効いてませんでした。
コンセントは各壁に2個ずつは欲しいですね。
照明もコンセントも何かあったら燃えますので、選択は入念にしてください。
あと構造計算がネックになって希望のガレージが作れない場合が結構あります。というのが、このガレージに関しては10数回構造計算をやり直し、案を練り直したからです。
横に長いシャッターをつけるつもりでしたが、耐震性能的にNGでした。
広すぎる開口部は構造をテキメン弱くするので、柱を追加して真ん中で仕切る形、2枚シャッターが必要になりました。これはガレージの横幅を調整すればどうにかなるかも知れません。
通常の建て方では横に並べた2台の真ん中に柱が入るそうです。
開放感を優先した結果、2台横に並べてドアを何も考えずに広げられる程度の横幅で、「梁」が必要になりました。強度が足りない、と言うことになったようです。これは片流れの屋根も影響しています。
この「梁」、確かに屋根の高いガレージにはあったんですよ。梁は構造体なので、穴を開けれないのが問題です。配線は外を伝わせなければいけません。
ライトレールを付けてもらうのも一苦労でした。
あと構造に関係して、窓。
窓は塗装を劣化させる紫外線、特にUVAが入ってくる場所になりますが、low-E複層ガラス等の使用、ガラスと車の距離を考えれば問題を軽減出来ます。光が入ってきても塗装の劣化につながりません。ただ高くしすぎると掃除出来なくなります。(蜘蛛の巣が取れません…)
あとガレージハウスを真剣に考える方、これをしたいからでしょう?
でしょうでしょう?
リビングから見えるガレージっていうやつ。
いいですよ。
いいですけど、すぐ飽きます。
ガレージってそうそう変わらない風景ですから。
ポンポン車を乗り変える人なら良いかも知れませんが…
リビングの窓からは、お庭を見て
日光が入ってきた方が良いです。
せめて書斎とか、趣味部屋をこれにした方が長く家を愛せます。
リビングって絶対静かな空間になりませんからね。自分だけの「部屋」である車をその空間に置かない方が良いです。
あとこの窓、大きな窓になると完全特注になるんですね。細い窓を複数…では迫力に欠けます。メーカーでは作ってもくれないし、運んできてもくれないんですよ。ここだけ他メーカーってのも基本受けてくれません。そのせいもあってか結構値段高くなります。
窓からはこんな風景が見えた方が良い。
ガレージハウスを建てられる人は一般的に相当な車好きで、かつそこそこ成功されている方が多いと思います。固定資産税を屁とも思わない方です。
家ってのは「夢」になり得る一生物ですから
何回も考えて先人を参考にする事をお勧めします。
可能なら見学に行って、車を停めてみてください。
秋の夜長の暇つぶし投稿でした。