MR2のTRD2000GT・ISCV・アイドリング不調に関するカスタム事例
2024年02月08日 01時02分
ちょっと前に
普通に街中で走っていた時に、
アイドリングでハンチングして、
ストールしだしました。
上は問題無く回ります。
アイドル以外は問題無いので、
スロットルのバタフライをアイドリング出来る所まで、スクリューを回して開けて、応急処置して帰りました。
iscvが原因かなと思い、スロットル周りをバラシて、クリーニングしてみました。
iscvを外す時はインパクトドライバーで外さないとネジ山を舐める確率が高いみたいです。
iscvのシャーター部分はかなりスラッジが溜まって動きが悪くなっていました。3年前くらいに一度クリーニングしたのですが、パワーフローが良くないのと、パイピングの内部のスラッジも落とさないと駄目なのかな?
iscvの役割はこんな感じなのかなと言いますと、アイドリングの時には、アクセルを踏んでないのでバタフライは全閉でアイドリング出来るエアが入らないので、iscvのこのシャーターが開いてサクションパイプの所(ブローバイを戻してる配管の横の配管)から2次エアを入れてアイドリングしてるみたいです。
なのでアクセルオンでバタフライが開いた時はシャーターは全閉してくれないと、いけない部分だと思われます。
特に正圧時にシャーターの閉まりが悪いどサージタンク内の圧力が逃げる形になるのでめちゃくちゃ問題になると思われます。
なので開きが悪くなればアクセルオフでストールしやすくなってアイドリングが下がり不安定で、閉じずらくなると、水温が上がってもアイドリングが高回転してしまう感じになると思います!
シャーターの横の部分にエンジンクーラントの水が来ていて、水温が低い時は大きく開いてアイドルアップする様に、温度で形状が変わるバネ形状のバイメタルがカムを動かして、シャーターの開き量を調節してるみたいです。
ヤフオクで電磁弁のパーツがOEMですけど新品で売っていたので買ってみました。修理書に点検項目に抵抗値が書いてあるので測って診ると、古い方も新しいのも、ほぼ一緒の数値で、両方基準値に入っていて問題ない感じでした。
右上の黒い丸穴はiscvのシャーターにつながるポートです。真っ黒です!
クリーニングして、見た感じスラッジは無くしてシャーターのベアリングに注油してガスケットとOリングを新品にして組みました。
ちなみに写真のターボプレッシャーセンサーはカルディナの3SGTの流用なのですが去年新品で買えたので換えました。
一応プレッシャーセンサーに注射器と機械式のブースト計で圧力を掛けた時の出力電圧の変化を見て大丈夫なのを確認してみました。デンソーのプレッシャーセンサーの出力特性はターボはターボで皆んな一緒の出力特性らしいです。NAもそういう感じみたいです。
クリーニングして、バタフライも基準値に直してスロポジを調整し直してアイドルアップとアイドリングも大丈夫になったのですが、何日かしたらまた、ダメに!
アイドルアップはするので、どうも熱が入ってくると、ダメみたいな感じです。
シャーター部分に縦傷が入っていたのですが、
アルミの熱膨張でシャーター部の傷部分がクリアランスを無くしてしまって、またスタックしてしまう感じなのかな。冷間時はスルスルとシャーターは動くので傷は取りあえずそのまま組んじゃいました(泣)そこもきれいにならさないとダメだったかもと思います!
またバタフライを開けて取りあえず
乗ってます。
便利な自動アイドルアップしてくれるiscvだと思うのですが、古くなって安定していないiscvを殺してアイドルアップは人間でやる様にして
バタフライの開度でアイドルさせてチョークレバーみたいな昔のアナログ的な感じの方が確実で安心な気がするような気もします。
逆に今時の電子スロットルなんかは、iscvみたいな機構は必要無くて、バタフライの開きでアイドルアップとかを電子制御してやるみたいです。
でも年数が経つとそういった部分の不安定さがそれはそれでまた出てくるのかな?