ハイエースワゴンのFreek's(フリーク)さんが投稿したカスタム事例
2019年05月20日 16時10分
Freek's(フリーク)と申します。(元トヨタディーラーの自動車整備士をしてました) タイランドから個人でVenturyの新車を並行輸入しました。 多分、日本国内で唯一のタイエースだと思います。
トヨタ車の他車種流用のカスタムです。
少し前からレクサスシリーズや最近の高級車に純正採用されている『#拡散ノズル』です。
噴射ノズルの違いを簡単に言えば、本体の見た目より、ウォッシャー液が水鉄砲の様にか!それとも霧吹き状か!と言う違いです。
この拡散ノズルは、最近では、各自動車メーカーごとに色々な車種が装着されているので、ノズルの種類は豊富にあります。
ですので、自動車メーカーの枠を超えて他車種流用できるカスタムアイテムです。
今回、Venturyには、実験で、運転席側と助手席側の拡散ノズルの角度違いをそれぞれ左右に装着しました(詳しくは下記にて)
写真の様にVenturyは、左右ワイパーアームを初代レクサスIS用運転席側を2本装着してます。
https://minkara.carview.co.jp/userid/1883785/car/1443668/3557479/note.aspx
ココで、問題になるのが、フロントガラスに当たる、ウォッシャー液の範囲と角度です。
レクサスIS用のアームに変更した事でアーム形状が変わり、アームが邪魔してウォッシャーの役目をしません。
写真がノズルの吹き出し口の形状の違いです
下側の拡大写真を見るとよくわかります。
拡散ノズルに交換するメリットです。
1.噴射ノズル本体が小型になる。
2.瞬時に広範囲を均一に霧状の液体を噴射
3.ウォッシャー液を標準より節約できる。
現在の純正(標準)ノズルの欠点です。
1.少しタイムラグが有り、液体が噴射する。
2.始動直後は、液がかかっていない所では、ワイパーに溜まっているホコリや小石でFガラスを傷付ける危険性がある。
3.噴射範囲が狭い為、長時間作動させるので、ウォッシャー液がすぐに無くなる。
4.飛び出てくる水に少しびっくりする(^^)
拡散ノズルは、最近では、色々な車種が装着しているので、種類は豊富にあります。
代表的にはレクサス車用のボンネット用に装着されている高級なカラー拡散ノズルです。
カラーノズルはVenturyでは逆に目立ちます。
その為、今回Venturyに装着した拡散ノズルは、現行ダイハツ タント カスタム用の純正品です。
部品価格も色付きノズルよりも格段に安く、装着後も目立たないと言った感じです。
Ventury(200系ハイエース)は、純正ウォッシャーノズル本体やその周辺は、プラスチック素地(つや消し黒)です。
交換後は、少し小型ですがタント用で大丈夫
交換作業は簡単、ノズル下の隙間にコテを入れて軽く持ち上げノズルを浮かせて引っ張ると外れます
ホースを抜く→拡散ノズルを交換→元に戻す
※ノズル交換作業にあたっての注意点です。
両側ともにホースが短くて余裕が無く、ノズルを外したら、ホースを落とさない様にしっかりラジオペン等で保持しとかないと、中に落ちたら面倒な作業が追加されます。
※ゆっくり落ち着いて作業してください。
写真が、各ノズルの噴射状態の比較です。
純正ノズルは『プッシャー』な感じに対し、拡散ノズルに交換すると『ブゥワァー』とウォッシャー液が出ます。
欲を言えば、もう少し霧状を期待してました
ですが、1度使うと何だか病みつきにッ!
最初にも言いましたが、今回は、運転席側と助手席側とを噴射角度の違うノズルを使用する事にしました。
この各車体ごとに噴射角度を選べれる事も今回、タント純正品を選択した1つの要因です。
詳しい、純正部品の特徴や純正部品番号は、次で
VenturyはノズルからFガラスまで距離が短くて高角度です。
その為、両方の噴射角度を高角度用に変更。
詳しくは、純正部品番号の下5桁が違います。
85381-B2170 噴射角度 ±0°
85381-B1100 噴射角度 +1°※助手席側に
85381-B1110 噴射角度 ー1°
85381-B1120 噴射角度 +2°※運転席側に
85381-B1130 噴射角度 ー2°