フェアレディZの自家塗装・レストア・オールペン・L型・旧車に関するカスタム事例
2021年11月24日 03時17分
こんどー@S30Zです。よろしくおながいします。 20歳の頃に買ったZ。今年で35年目っす! 日産旧車以外の車には疎くて話題について行けないので基本的にフォロー&フォローバックはS30 L型 日産旧車のいずれかに乗っている方とさせてください( ´ ▽ ` )ノ
そんでもって、ぼちぼちフロント周りの作業も進めております。
残りの作業のメインはボンネットと左右フェンダーの剥離塗装と、それに伴う鈑金。左右ドアパネルのサビ取りと加修。そして5月に塗り残したエンジンルームのコアサポート周辺のサビ落としと塗装。
外板の仕上がりはとても大切なんですが、その前にS30の場合はクルマの表情というか佇まいに影響する大切な部分があります。
コアサポートの左右から前に伸びているノーズ先端の骨組みの部分。いわゆるツノの部分ですね。この部分が歪みやすくデリケートなので前周りの建て付けの最重要ポイントになります。フードヒンジとバンパーステーがここに付くのでフロント周りを当てると簡単に歪んでしまいます。フード先端がノーズの先端になるのでヒンジの位置がとても重要で、フード先端が直線でバンパーも直線なのでバンパーとの位置関係も目につきやすく、少しのズレが視覚的に大きな違和感になりやすいところです。
正面から見てノーズが捩れているZ、フードが傾いてるZ、フードとライトカウルの高さが合わないZ、フード先端とバンパーが平行にならないZ、フードよりバンパーが引っ込んでるZ、などなど沢山いますね。
この部分が正常な、前周りから当たってないZは、パリッとスッキリして見えます。この部分をできる限り修正して位置関係を正常化するのがZを綺麗に見せるポイントです(^^)
エンジンルーム内の塗装時に不用なステー除去と軽微な鈑金をしたので、一応スポットを剥がした裏側のアンダーコートを剥がして鈑金パテを入れました。見た目には影響がない部分なのでザッと研いでパテが吸水しないように塗装をしてから再びアンダーコートを塗る予定。
コアサポートの余計なステーを除去した部分。スポットが綺麗に剥がれなくて鉄板を少し破いちゃったので半自動で点付けして穴を埋めました。
そして、問題のこの部分。ウチのZは過去に前オーナーか前々オーナーの時に左前をぶつけているようでして。。。下向きに3センチほど折れ曲がっていました。パネルの隙間とかは普通だったのですが、いわゆる捩れ顔のZでした。
前回のオールペンの時に修正機で修正してもらい基本的な高さなどは治っているのですが、細かな部分の歪み等が、そのまま残ったままなので、今回は出来る限りの対策を試みることにしました。
赤丸の右側の部分のレインホースに折れ曲がった時のシワが残っていますね。バンパーステーによって下向きに引っ張られ、たいていは、この辺りから曲がるようです。
ヒンジ取り付け部の下側。バンパーステーが付く部分を中心に垂直度、平行度、平面度をハンマーで叩きまくって修正しました。
溶接で埋めた部分はグラインダーで均して鈑金パテを入れました。
右側のバンパーステーが付く部分も左側から押されて外側に開いていました。幸いにも歪みはフードヒンジ取り付け面までは及んでいなかったので簡単なハンマー打撃修正で治りました。
フロント周りの骨格修正に続いて、次回はコアサポートのサビ取りと塗装の下地作りかな。
でも、ここまで来たらエンジン降ろしちゃいたい衝動が。。この状態からならエンジンクレーン借りれば30分くらいで降ろせそうだし。。
そしたらクロスメンバーも外して剥離塗装&スポット増しとか、そこまでやるんなら左右フードリッジとストラット周り、コアサポート周りのスポット増しとフェンダー内に補強バーの溶接とか色々やりたくなっちゃうし。。悩むなぁ。笑