356のDIY・クランクベルト交換に関するカスタム事例
2018年12月23日 08時43分
空冷エンジンの要とも言える冷却ファン、両軸式オルタネータの軸端に冷却ファンが付く構造。
オルタネータ―はクランク軸と細いVベルトでリンクされており、Vベルトが切れれば発電しないどころかオーバーヒート⇒エンジンブローに繋がります。そんな空冷エンジンの命綱が10mmのVベルトとはあまりに貧弱・・・(汗)
Vベルトとエンジンオイル(空冷エンジンは油冷エンジンとも言う)は空冷エンジンの命、何とかならないかな?・・・何とかなるものですね♪
EMPIからVベルトを平ベルト化するキットがありました!
それが「サーペンティンベルトシステムプーリーキット」名が長い(汗)
クランクプーリーにはエアコン用プーリを設置(緩み防止剤使用)
ベルトテンショナーも緩み防止の追加工を施す。
Vベルトの張りを調整するシム調整の煩わしさも無く、何より安心
では早速取付け・・・の前に356はエンジンルームの構造上クランクプーリーへのアクセスが悪い、て事でエンジンチン(プーリーカバー)を一部カット、正面にクランクセンターが見えます♪
*マフラーが近いので後々カバー設置予定
では作業開始
・クランクプーリーを上死点に合わせる
・オルタネータプーリーを外しVベルトを緩める(17mm)
・クランクプーリーを外す(30mm)
・オルタ台を外し手前のスタッドボルト2本をロングタイプに左手奥をoilライン用ボルトに付け替える
・テンショナーをオルタネータブラケットに共締め
・クランクプーリー&オルタネータプーリーを付け替える
Vベルトは両プーリーの芯が若干ズレてても問題ありませんが平ベルトの場合は芯出しが重要です、ここで手を抜くと後々大変な事態に。
内包のシムを使い両プーリーの芯出し
芯出しが完了したら両プーリーボルトの本締め、テンショナーでベルトを張れば作業終了。
特性に変化はないが雰囲気がガラリと変わりました。何より安心安全♪