かずさんが投稿したカスタム事例
2021年05月02日 03時51分
軽からトラック、果てはバイクも整備から弄り迄してます。 みんからにも相当数記録上げてます。
GWみたいに長い連休に入るとディーラーも長い休みに入り故障しても休み明けにからしか修理に入れず休みが明けても順番待ちという状態でこういう時に何かと修理、作業が入ってきます。
今回はバモスのタイミングベルト交換をします。
作業的にはライフと違い横置きではなく縦置きエンジンなので以外と楽に出来ますがサンバーと同じく後半が凄く面倒です。
ダイハツのEF系エンジンと同じくエンジンマウントを外さないとタイミングベルト交換が出来ないのでエンジンの下に当て物を置きエンジンが下がらないようにすることから始まります。
準備ができたらサクサクッとベルトを外してカバー類、プーリーを外してタイミングベルトカバーを外します。今回はカムシャフト、クランクシールの漏れも無いのでシール類は省きます。ちなみにタペットカバーPKも替えます。
オイル漏れは無いですが茶色く汚れています。
クランクプーリーを外すときはキーが小さく外れやすいので無くさないように保管するか瞬間で引っ付けておきます。以前外れて小さいので見つけるのに一苦労しました。
タイミングベルトを外す前にクランクの合いマークをこの位置に合わせて………
カムシャフトプーリーの合いマークをこの位置に合わせます。カムシャフトの内側にTOPの打刻があるのでそれが一番上にくると内側の爪がタペットカバーの面に合う感じです。打刻が下にきているならクランクをもう一回回すとこの位置にきます。ちなみにクランク2回転でカムシャフトプーリーが一回転します。
合いマークを合わせたらタイミングベルトを外してアイドラプーリー、テンションプーリーを換えます。
左は元付いていたプーリー、右が社外の新品プーリーです。いつもなら部品卸で頼むと金属製のプーリーですが今回は既にネットで落として用意してあったものでベルトね当たる部分はプラスチック製です。
ウォーターポンプを外します。ラジエーター等のドレンからクーラントは抜いてありますがエンジン内部の分は抜けていないので残った分が出てきます。気を付けないとクーラントを 頭から被ることがあるのでゆっくりと取り外します。
左が新品、右が外したウォーターポンプです。
ガタも無く漏れも無いので換えなくてもいい感じですがついでなので換えてしまいます。ちなみに日立製です。
新品を取り付けてサクサクッと元に戻していきます。ついでにサーモスタットも換えました。
最後にクーラントを入れて面倒なエア抜きをします。
バモス、アクティー、サンバーは一番エア抜きが面倒な車種でディーラーでも嫌な作業の一つです。
作業行程としてはマニュアルで見るとまずフロントを50センチ以上上げて……
各ドレンを緩めてクーラントを一通り通すように書いてあります。
まずフロントを上げて……
左後ろ側と真ん中辺りのドレンを緩めてというか抜いてエアが噛まなくなるぐらいクーラントを抜いて……
エンジン上部のエア抜きドレンも緩めてエアが噛まなくなるぐらいクーラント抜きます。
リヤヒーターがある場合は運転席下にヒーターがあるので運転席を外してヒーターカバーを外してドレンを緩めてエアが噛まなくなるぐらいクーラント抜きます。マニュアルでは2分位(多分水温の青マークが消えるぐらい)かけてからエンジンを止めてエンジン上部、リヤヒーターのドレンを緩めて内部の圧力を利用してエアが抜けてるか確認する感じにかいてあるのでヒーターにし2分位エンジンをかけて止めてエア抜きします。
エアが噛んで無いようならクーラントを足して再度エンジンをかけてラジエーターファンが2回回るまで暖気しますがサンバー共々なかなか水温が上がら走ないのでロアホース、アッパーホースを触り良く似た温度になったら暫く走ります。エアが噛んでいるとオーバーヒートの赤ランプが点くのでドキドキしながら走っていましたが段々吹き出し口から暖かい風が出てきて熱い風になりリヤヒーターも熱い風が出てきたのでエアは上手い事抜けた感じです。一度エンジンを止め冷やしクーラントの量を確認して再度走行しラジエーターファンが2回回ったらまた冷やしクーラントの量を確認して問題無ければ作業終了です。エア抜きは上手くいけば大体1時間位、エアが抜けないといくらやっても終わりません😓
ネットで調べたところ基本フロントを挙げますがリヤを上げてもいいそうです。エア抜きを失敗すると最悪オーバーヒートしヘッドが反りヘッドが歪んでガスケットがぬけるらしいのでエア抜きは十分に注意しながらしたほうがいいです。