MR-Sの豆知識に関するカスタム事例
2019年12月02日 21時16分
MR-S豆知識。
トヨタスポーツ800。
この車は、60年代、612kgという軽量ボディに大衆車であるパブリカのエンジンを搭載したオープンカー。
当時、DOHCを搭載した高性能なS800もいた。
大衆車のコンポーネントを使いながら、軽量ボディに搭載するMR-S。
9000回転のリッター125PSの驚異的なエンジンを搭載したS2000。
ヨタハチとエスハチ。
MR-SとS2000。何か似たものを感じる。
トヨタとホンダのスポーツカー思想の違いが見えてくる気がします。
MR-Sは、NBCプラットフォームという当時のヴィッツと同様のものです。
よくこれを聞いて、シャシー、すなわちボディ車体を想像して、前後逆にしただけと勘違いする人が多いんですね。
プラットフォームとは、モノコックボディにおいて異なる車種に流用する部分は少ない。特にオープンのMR-Sとヴィッツのボディは別物。
共通プラットフォームとは、モノコックボディではなく、足回り、パワートレインが主になるのです。
ロアアームの形状はヴィッツと全く同じ。
しかし、流用しているから悪いというわけではなく、必要に見合った能力があるパーツを探しながら作られたというわけ。
専用設計とは響きがいいが、共通仕様が多いと使える部品は使って安く維持しやすくなる。
自分も長く乗ってきて、パーツの入手性と費用の安さに満足しております。
またリアにエンジンがあるMR-Sがフロントの重いヴィッツと同じ足回りを使うことは、いい方向に作用していると考えることはできんですかね。
カローラバックとは言い得て妙で、オープンモデルのカローラって感じかも。
MRJというコンセプトモデルでは、2+2シーターで2550mm。MR2のロングホイールベース実験車と同じディメンションだが、170PSの5バルブエンジンを積み、大きくなり、車重が重くなり、、、。となったため、オープン2シーターに割り切りMR-Sの開発が行われた。
コンセプトMR-Sでほぼ形は決まっていたのがわかる。
デザイン時のゼロ指針メーター。
デザインについてカッコいいかは微妙なところですが、
ショートオーバーハングという運動性を突き詰めたら、
見たことない形だったので評判がよろしくなかったのかもしれませんね。
今となっては悪くないと思うのですがどうでしょう。