かずさんが投稿したカスタム事例
2021年01月21日 05時07分
軽からトラック、果てはバイクも整備から弄り迄してます。 みんからにも相当数記録上げてます。
今月末車検予定のミライースに乗っている知り合いの人から電話があり仕事が終わり駐車場から出て止まろうとブレーキを踏むとゴンっと過ごし方衝撃とともにリヤブレーキがかかり更に動きが重く走らないので見て欲しいとの事で現地に行き診てみると確かにブレーキを踏んだ途端リヤブレーキがロックする現象が出ました。
更に状態を確認するといったんバックしてみるとロックは解除され普通に軽く前進します。しかしブレーキを踏むとゴンっと音がしてまたロックするという感じです。
今度はロックした状態で前進してみると右側がロックしています。とりあえず一旦バックするとロックは解除するので余りブレーキを踏まず乗って帰ってリヤドラムを外してみると右リヤのライニングが前後剥離してベースのみになっていました😓
剥離したライニングがドラム内部で暴れていたのでブーツが破れています😓
ブーツを捲りホイルシリンダーからの液漏れを確認してみると液漏れはしていません。
液漏れはしていませんがホイルシリンダー、ライニング前後は交換します。
左側は問題ありません。
内部をエアで吹きブレーキダストを飛ばし綺麗にしリヤライニング前後、ホイルシリンダー、ブレーキオイルを注文します。
ブレーキオイル、ライニング、ホイルシリンダーがきたので交換します。
ライニングを外してバラバラに分解します。
サイドブレーキのアームは再使用するのですが部品の発注ミスでアームの支点のCクリップを注文し忘れたので再使用してライニングに組み付けます。
次にホイルシリンダーを交換します。
アームにサイドワイヤーを嵌めライニングを取り付けます。
組み付けを確認しライニングの面取りをして問題なければドラムを取り付けブレーキオイルを抜き新しいブレーキオイルを入れエア抜きして作業終了です。
外したホイルシリンダーを確認してみるとブーツが破れているのでブレーキを踏んだ時に剥離したライニングが粉の部分とドラムに挟まりロックしたみたいです。
持ち主にサイドブレーキを引いていたか聞くと引いていたといっていたのでこの前の大雪の時に2日程雪に埋まっていたと言うので除雪が入り雪をどかし車を動かそうとした時にライニングがドラムに張り付いていて張り付いたまま無理に動かした時に剥離し始め暫くして剥離して今回の状態になったみたいです。
寒冷地ではサイドブレーキを引かずに止めるのは知られている事ですが前回の大雪から3年経ち今回みたいに3年前の大雪迄は降らないだろうと思いサイドブレーキを引いていた結果この状態になったようです。今回の状態は今まで見たことが無いので珍しい故障です。降雪時、冬季はサイドブレーキは引かずに止めておきましょう。